ピックや楊枝などのお弁当・製菓グッズや、手芸小物に電池やネジなど、小さくて数が多く、バラバラになりやすい細かいものは、収納に困りがち。
収納テクニックが高く評価され、輝く主婦を発掘するコンテスト「ESSE Shu_fu of the year 2016」を受賞した鈴木淳子さんは、100円ショップで手に入るグッズを使ってすっきり解決。その方法を教えてもらいました。
透明の保存袋&保存容器使いで、引き出し収納の出し入れのストレスが激減!
お菓子づくりや手芸が大好きで、細かいグッズがたくさんあるわが家。なんとなく引き出しや収納箱に収納するだけでは、探すときや出し入れするときに手間取り、とくに奥にしまったものは、出すのもおっくうになっていました。
そこで収納を見直し、「上から見てなにが入っているかわかる状態」で収納するように変更しました。
その際に役立つのが、100円ショップで購入できる透明の保存袋や保存容器です。
「お弁当&製菓グッズ入れ」「手芸グッズ入れ」「家具の細かい予備部品入れ」など、引き出しや収納箱ごとにざっくりと入れる場所とものを決めたら、あとは、種類別に保存袋や保存容器に入れて収納するだけ。
透明なので、なにが入っているかパッとわかるうえ、小分けに収納しているので、使うときは必要な容器ごと持ち出せばOK。
収納できる量が決まっているので、「ここに入るだけ」と決めて、必要以上にストックすることもなくなりました。
●使い勝手をよくする保存袋&保存容器収納のポイント
快適に保存袋&保存容器収納を使いこなすために、いくつか私なりのルールを決めています。
・さまざまな場所で使えるように、サイズはなるべく統一する
・追加、買い換えができるように、近所の100円ショップなどで入手しやすいものにする
・はってはがせるラベルに、中に入っているものを記入する(※前後にラベルをはっておくと、収納時に方向を気にしなくてよいので便利)
・出し入れしやすいように、中身は入れすぎない
・見た目のきれいさにこだわるのではなく、パッと見の使いやすさを優先する
・収納する中身を変えるときは、毎回、消毒して衛生的にする
具体的な保存袋&容器ごとの収納方法を紹介していきましょう。
●スライドジッパーつき保存袋には、よく使うものを
袋タイプは、収納している中身の量に応じて厚みを調整することができます。スライド式のジッパーがついていて中身の取り出しがラクなので、比較的よく使うものを収納。
私は、ハンドクラフトが好きなので、手芸用品を分類して収納するのに使っています。
袋が箱や引き出しの高さよりも長めの場合は、袋の下側を折り、マスキングテープでとめて調整すればすっきり。
●ファスナーつきポリ袋には家具の小さな部品を
家具などの小さな部品は、名刺サイズのファスナーつきポリ袋に収納。
このタイプは少し厚手の素材なので、ネジなどのかたいものを入れるのにぴったりです。
さまざまな予備の部品を、工具と一緒にあき箱に収納。あき箱は靴箱を再利用しています。
●ミニサイズのプラスチック保存容器は重みのあるものも安心
フタつきの保存容器は、カードサイズともうひと回り小さいサイズの2種類を愛用。元は食材の保存用に購入したのですが、使わずにキッチンで余っていたものです。
重みのあるものや先のとがったものを入れても安心。
包装ビニールを外すとばらけてしまう電池を、サイズごとに分けて収納しています。重ねずに立ててしまうのが、必要なときにサッと取れるコツです。
キッチンでは、ピックや楊枝などのお弁当グッズやこまごまとしたもの入れに活用。よく使うものは、フタをあけてキッチンの引き出しの中に並べ、仕きり代わりとしても使用。
フタはなくさないように容器の下に敷いてしまっています。
出番の少ないものはフタをし、無印良品の引き出しケースに立てて収納。
高さがちょうどよくフィットするので気持ちがいいです。
文具やおもちゃなど、細かいものが多い子どもの勉強机の引き出しでも大活躍!
トランプやカードゲームもすっきりしまえ、外に持ち出す際もこのままカバンに入れて持ち運べるので便利です。紙の箱のようにボロボロにならないのもいいところ。
こまごまとした小物たちは、おおまかに分類して収納する引き出しや箱を決め、さらに、保存袋や容器で小分類することで、スムーズに出し入れできるようになりました。