新学期が始まり、慌ただしい日々に疲れている人も多いのではないでしょうか。
そんな人はぜひ、毎日の料理において、当たり前だと思っている手間をあえて「やらない」ことにも目を向けてみて。日々にゆとりが生まれるかもしれません。
「やらない」を増やす。発想の転換でグンと時短に!
ここでは、知的家事プロデューサーの本間朝子さん、シンプルライフ研究家のマキさん、整えアドバイザーの阪口ゆうこさんに、目からウロコな、省いてもいい手間を教えてもらいました。
●買ったときのパッケージやトレーをまな板代わりに
すべての画像を見る(全7枚)「脂の多い加工食品や肉を切るときは、まな板を使いません」(本間さん)。
ベーコンやハム、油揚げなどは買ったときのパッケージの上で、肉はトレーの上で切れば、あとは捨てるだけ。
「調理中にまな板を洗う手間が省けます」
●皮ごと食べられる野菜を選べば下ごしらえも簡単
野菜を買うときは、できるだけ皮ごと食べられるものをセレクト。
「キュウリ、トマト、カブ、ナスなどは、洗って切るだけなので、皮むき不要。キャベツやピーマン、キノコ類など、皮のない食材も重宝します」(マキさん)
●キッチンバサミを使えばスピーディ
キッチンバサミを活用すれば、包丁やまな板いらずで洗い物がラク。
「ブロッコリーなどをゆでるときは、切りながらそのまま鍋に投入。包丁だと切りにくい部分も、小回りが利くのでスイスイ切れます。パセリやシソなどの薬味も、料理の上で切れば時短に」(本間さん)
●冷凍すればおひたしもナムルもすぐ完成
コマツナやチンゲンサイなどアクのない野菜は、洗って使いやすく切って冷凍。
「流水解凍し、そのまま味つけすればゆでなくてもおひたしやナムルが完成。冷凍によって細胞が壊れるので、味もよくなじみます」(本間さん)
●油抜きカットで料理のコクもアップ
油揚げの油抜きはカット。
「今は油抜きしなくても食べられるものも。お湯を沸かしたり、油っぽくなったボウルを洗わずにすむし、料理のコクも出るような気がします」(阪口さん)
●泡立て器で混ぜるだけで粉ふるい代わりに
ケーキやクッキーをつくるとき、粉をふるうのは空気を含ませるため。
「ダマがなくなるまで泡立て器でグルグルかき混ぜるだけでも同様の効果があり、十分おいしくつくれます。ふるいを使わないので、洗い物もラクちん」(阪口さん)
●みそやマヨネーズを添えてセルフ方式に
「料理は味つけをしなきゃいけないと思い込んでいたのをやめたら、調理の負担がグンと減りました」(マキさん)
切っただけ、ゆでただけ、焼いただけの野菜や肉と、みそやマヨネーズなどを食卓に出し、各自で味つけする方式に。