幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。


<幸栄のゆらゆらと、つらつらと。日々のささやかな幸せをパンと一緒に。>
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トーストはバターをあとのせにするのもまた、美味

 わが家の2人の娘、はなとひなは、やっぱりシンプルなパンを好み、そんなパンにたっぷりとバターを塗るのがいちばんのお気に入り。

 トーストしたあとにたっぷりのせるのもおいしいけれど、トースト前にたっぷりのせて焼くのもおいしいですよ。バターをのせてから焼くとパンにバターがしみ込み、じゅわっとした食感が堪能でき、まさに至福のときです。また、トースターを先に温めて、少しパンに霧を吹いてから焼くと、カリッとおいしく焼けますよ。

幸栄のゆらゆらと、つらつらと。

 そんな、トーストがおいしい秋。9月に、パウンド型を使って焼くことのできる、とても簡単な食パンのレシピ本『パウンド型で焼けるおいしい食パン』を出版させていただきました。発売直後、記念イベントが湘南T-SITEでありました。とても居心地がいい場所。今の季節はお外でコーヒーを飲んだりする時間も格別です。

幸栄のゆらゆらと、つらつらと。

 こんなかわいらしい幸栄ブースがあって感激!そしてこんなブースができるくらい本をつくらせてもらえたのだな…と、今までお世話になった方々に改めて感謝感謝。横にゆらゆらとぶらさがっているパンの断面のパネルたちは今度わが家にやってくる予定です。おねだりしちゃいました。笑

幸栄のゆらゆらと、つらつらと。

 たくさんの方々に、簡単でおいしいパンづくりをお伝えすることができて、なんだか私もとってもうれしかったです。あんなにたくさんサインをさせていただいたのもはじめてだったし。みなさまのおかげだなぁ、とひしひしと改めて感じた日でした。

幸栄のゆらゆらと、つらつらと。

 というわけで、パウンド型で簡単に焼ける食パン、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

【幸栄(ゆきえ)】

1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、

toiro

を始める。 著書に『

「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本 (生活シリーズ)

』(主婦と生活社刊)、『

パウンド型で焼けるおいしい食パン

』(家の光協会刊)、『

あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり

』(アノニマスタジオ刊)などがある。