毎日使うクローゼットは出し入れが頻繁なだけに散らかりがち。そして服や小物などが増えやすい場所でもあるので、意識して定期的に中身や収納法を見直すことが大事です。
「なんだか使い勝手が悪くて…」というときにマネしたい、クローゼットが快適になるアイデアを、整理収納アドバイザーの大木聖美さんが教えてくれました。
今日からクローゼットが出し入れしやすく、快適になる6つのアイデア
クローゼットが使いにくいと感じたら、ほんの少し手を加えて、使いやすく快適に変えてみませんか?
簡単にすぐできて、クローゼット収納が楽しくなるプチアイデアを6つお伝えします!
●その1:「ブックエンド」で立てた衣類を倒さない!
引き出しに収納している衣類は、立てて入れると手持ち服が見渡せるし、出し入れがラクに。
ただし、引き出しの開け閉めのたびに立てた衣類が倒れたり、取り出した際に隣の衣類が倒れたりと、なかなか自立してくれないのがストレスに。とくに夏場は衣類が薄手になるのでなおさらです。
そこでおすすめなのが、シンプルな形のL字型ブックエンド! 100円ショップでも売っている商品です。
引き出し内に入れ込むだけで、立てた衣類をしっかり支えてくれます。ブックエンドを動かすことで、どんな量にも対応できるのもうれしいポイントです。
●その2:引き出し内の仕切り板が動いてしまうときには、「メラミンスポンジ」!
引き出し内を簡単に仕きることができる「仕きり板」は100円ショップやホームセンター、無印良品などで手に入れることができるクローゼット収納の優秀アイテム。
ですが、微妙に大きさが合わないことが多く、枠がグラグラ動いてしまうことも。
そんなときは、仕きり板の両端にメラミンスポンジをはさんでみてください。小さくカットしたメラミンスポンジが支えとなり、仕きり板をしっかり固定して動かなくなります。
●その3:「洗濯用ピンチ」でハンガーパイプに印をつけて戻しやすく!
クローゼットのハンガーパイプに洋服を掛ける際、アウター、トップス、ボトムスとエリアを分けておくだけで戻しやすく、取り出しやすい収納になります。そんなエリア分けに使えるのが洗濯用ピンチ!
ハンガーパイプに大きな洗濯用ピンチを留めればエリアをしっかり分けることができて便利です。リボンなどを結びつけるだけでも手軽な印になりますね。
エリアを決めておくと、戻すのも取り出すのもとてもラクになりますし、決まった範囲以上にかけることができないので、増えすぎ抑止効果も期待できます。
●その4:ハンカチなど小物類には「ボックス」が効果的!
ハンカチ、靴下、肌着類などは見合った大きさのボックスを入れ込み、収納してください。こういったついつい増えがちなアイテムにはボックス収納が効果的!
「この中に入るだけ!」と増えすぎを抑えてくれます。
またボックスが仕きりの代わりをしてくれるので、どこになにがあるかひと目でわかり、取り出すのがラクになります。
●その5:手間なし「スラックスハンガー」で手間軽減!
ボトムスのハンガーをピンチ式から、引っかけるだけのスラックスハンガーに変えるだけで、出し入れがとてもラクに。パンツを畳んで引っかけるだけなので、とても簡単に収納ができます。またハンガーパイプにかけた際に幅を取らないので、収納エリアに余裕が生まれる効果も!
ピンチ式ハンガーが面倒くさい、クローゼットに余裕がほしいといった方はハンガーを見直してみるのもおすすめです。
引っかけるだけのスラックスハンガーは丈を短く収納できるため、下の空間を有効利用することも可能です。
●その6:イケアのアイデア商品「ショルダーシェーパー」で型崩れ知らず!
かぶせるだけで型崩れを防ぐことができるイケアのショルダーシェーパー。ジャケット類などの重さのあるものや、ニットなど肩に跡がつきやすい洋服をかけるのに便利です。
お手持ちのハンガーに組み合わせるだけなので、コストパフォーマンスもよし! しっかりしたハンガーが欲しい方におすすめです。
クローゼットは毎日使う場所だけに、快適な収納を心がけたいもの。そして毎日着る洋服だから、取り出しやすく戻しやすく、そして大切に収納したい!
そんなクローゼットにほんの少し手間をかけるだけで、使い勝手がグンとアップすること間違いなしのプチアイデアでした。気になった項目があったらぜひ試してみてくださいね。