日本では5組に1組が不妊に悩み、50万人近くが不妊治療を受けていると言われています。
イラストレーターのオヨネさんもかつて、その1人でした。
今回は、妊活のために自分から誘ってばかりだったオヨネさんが、むなしさに襲われるお話です。

子どもがほしい気持ちは夫婦で同じはずなのに、誘うのは私ばかり。むなしい気持ちに

結婚して、「子どもがほしいね」「妊活しようか」と夫婦二人で決めて早1年。
相変わらず「月に1回夫婦生活があればラッキーな方」な日々が続いていました。

あくる日、仲のいい既婚友達と話していると、ポロッとディープな悩みが飛び出してきました。

向き合う二人の女性
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「主人が毎晩のように求めすぎてツライ…」

 

ま…毎晩。

世の中にはそんな悩みが存在するの…!?

はて? そちらの夫婦は一体全体どうなってるの!?

…と、しどろもどろになるぐらい衝撃を受けました。

 

もちろん彼女は本気で悩んでいたし、とてもつらかったと思います。

でも私の頭の中には、すこ~しだけうらやましい気持ちがありました。

 

もし自分が“毎晩”側だったとすると絶対無理です。

精神的にもつらいし、なにより体への負担は想像できないほど大変なことと思います。

 

しかし月にがんばって1回なのも相当辛いものがありました。

はて? こちらの夫婦も一体全体どうなってるのか?

 

彼女の回数と自分の回数をたして2で割りたかったです。

●1年に100回と12回。どちらにチャンスが多いかは自明です

不妊とは、

「1年間、避妊をせずに性交しているのにも関わらず、妊娠できない状態」

とされています。

でもこの「1年」で彼女のように100回以上(言いすぎか?)いたす夫婦がいるかもしれませんし、逆に年に数回の夫婦がいるかもしれません。

うちも年に数回とは言いませんが、せいぜい月に1回、年12回に毛が生えたような回数。

同じ1年でも、100回と12回だと確率としてはどうなんだ…ともやもやします。
「いっそ月に〇回いたしている夫婦で」って定義してほしい!!

●「お願い」してやっと夫婦生活をしてもらえる妻…

さて、友人の悩みがあまりに衝撃的だったので、メガネ(夫)にも「こんな友達がいて~(笑)」といったノリで話してみました。

漫画1

「お願い」してやっと夫婦生活をしてもらえる妻。

 

周りにそんな悩みをもつ夫婦は皆無でした。

(少なくとも自分の周りでは)

 

二人で妊活しようと決めたのに、子どもがほしいはずなのに、「お願い」しないと夫婦生活がもてない自分。

カレンダーを指さす女性イラスト

もちろん実行日も事前申告制。

事前申告しないとメガネ(夫)がオンラインゲームの予定を入れるからです。

イチャイチャしてムードをつくってからの「ねぇ今日どぅ?」は通用しないのです。

●「なにやってるんだろう、私…」。むなしさを感じることも

服を着る男性と床に女性イラスト

当時、とにもかくにも毎週無理ならせめて月に1~3回程度でいいから夫婦生活を! と意気込んでいましたが、やる気のないメガネ(夫)に対して、自分ばかりがまるでおサルみたいに盛っているように感じてなりませんでした(おサルさんごめんなさい)。

漫画2

はたから見れば「欲求不満」。

そんな名前がつきそうな程に自分だけが「やること」ばかり考えて「やる為」に必死に努力してる事がとてもつらく、みじめな気持ちに陥ることもたくさんありました。