ステイホームで、おうちの食卓を見直す人が増えています。
「器を変えるだけで、華やかになり外食気分を味わえることもありますよ」と話すのはESSEでも活躍するスタイリストの鈴木亜希子さん。これから買いたしたい器と、盛りつけのコツを聞きました!
おうちの食卓が一気に華やかに。おしゃれな器の選び方
「今の器のトレンドは“くすみカラー”、“リム皿”、“オーバル皿”の3つ。これらを取り入れることで食卓はグッと変わりますよ」(鈴木さん)
鈴木さんが挙げてくれた3つのトレンドを上手に取り入れるコツを紹介します。
●くすみカラーは、どんな色とも相性がよく料理を選ばない
くすみカラーとは、はっきりした鮮やかな色とは異なり、彩度が低く、グレーがかったカラーのお皿のこと。ここ数年人気があり、さまざまな陶器ブランドから絶妙なカラーが出ています。どんな色とも相性がよいので、料理を選びません。
くすみカラーのポイント(1) 和でも洋でも使いまわしがきく中間色なので、意外とどんな食材とも相性がいいのがくすみカラーの特徴。
「一見難しそうに見えますが、じつは和食でも洋食でも、なにを盛っても裏切らない包容力がある色です」
くすみカラーのポイント(2) 平らなプレートは立体感を意識フラットなプレートは、料理を全部同じ高さで盛りつけてしまうと少しのっぺりした印象に。
「から揚げやフライなどはグリーンリーフを挟んで、中央を高く盛ると見映えアップ」
●リム皿を使えばまるでレストランのような雰囲気に!
リム皿の「リム」とは縁のこと。縁が一段上がっていることで、自然と余白ができるのがポイント。レストランやカフェのような雰囲気で盛りつけができます。リムの幅によって印象に変化も。
リム皿のポイント(1) 使い勝手がよいのは18~20cmオンラインで購入する際、迷うのがサイズだと思いますが、初めてリム皿を買うならおすすめは20cm弱程度。
「大きすぎず小さすぎずで、ケーキ皿や取皿としても使え、汎用性が高いサイズです」
リム皿のポイント(2) 余白を生かして盛りつけるのがコツ「リムのぎりぎりまで料理をのせず、少し余白を残して盛りつけてみて」
ゆでたブロッコリーや蒸したカボチャに、余白部分にチーズや黒コショウ、オリーブオイルを散らすだけでおしゃれな一品に。
●オーバル皿を買うなら、モノトーンカラーを!
オーバル皿とは卵形や長円、楕円形の皿。横長なので器と器の間に置いても収まりがよく、一枚もっておくと重宝すること間違いなし! 最初の一枚を買うならまずは黒・白・グレーのモノトーンを選ぶのがおすすめ。
オーバル皿のポイント(1) 単品料理をのせるだけで様になる!単純な料理でも、盛りつけるだけで不思議と様になるのがオーバル皿のいいところ。
「家族全員分のおかずをのせてもいいですし、1人用のパスタやカレーにも。使い勝手は抜群です」
オーバル皿のポイント(2) おもてなしでも活躍する1枚「横長のシルエットは、対面したときに器と器の間に置くことができ、テーブル全体がうまくまとまります」
サラダを盛るだけでもすてきに見せてくれるので、一枚あると大活躍!
ESSE3月号の「器を楽しむレッスン」特集では、人気の器やおすすめの器も紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
【鈴木亜希子さん】
『ESSE』を始め、雑誌や書籍で活躍するインテリアスタイリスト。器や雑貨のシンプルで大人かわいいスタイリングに定評あり!