岡山グルメで簡単おつまみ！幻の“雄町米”をつかった日本酒で家飲み時間

幻の酒米とも呼ばれる日本最古の原生種「雄町」を使用した岡山の地酒が人気上昇中です。その魅力とおいしさを、一緒に味わいたい相性抜群の岡山グルメとともにご紹介！

個性的な味わいの地酒がファンを魅了

米どころ岡山では、酒づくりに適した良質の米が豊富に栽培されています。なかでも注目は日本最古の原生種で、多くの酒米のルーツでもある「雄町」。四大酒米といわれる「山田錦」「雄町」「五百万石」「美山錦」のなかでも、背丈の高い「雄町」は倒れやすく病害虫にも弱いため、他県ではなかなか普及せず、収穫量の90％以上が岡山産なのだとか。

温暖で災害の少ない気候風土に恵まれた岡山は、雄町の栽培に最適

栽培の難しさから生産量が少なく、蔵元の間では“幻の酒米”とも呼ばれる「雄町」。そのお酒は「ふくよかで丸みのあるうま味」「昔のお米らしい野性味あふれる味」などと表現され、個性ある味わいに魅了された「オマチスト」といわれる熱狂的なファンが年々増加中です。

雄町のお酒と味わいたい絶品岡山グルメ

そんな「雄町」の日本酒は、岡山グルメと相性抜群！備前焼に注いだお酒がよりおいしく味わえる簡単アレンジを、岡山県在住の人気インフルエンサー・ひとみさんが提案してくれました。

●名物のままかりをだし巻き卵の具に

新鮮なまま素焼きにし、三杯酢に漬け込んだ「焼ままかり」は「岡山県民には食べなれた、これぞままかり！という味わい」とひとみさん。「卵焼き器のサイズにぴったりなので、卵液の上に並べてだし巻き卵をつくります」。ままかりが見えるよう、断面を上にして並べると華やかに。

※ままかりとは…
一般的には「サッパ」といわれるニシン科の小魚のこと。この酢漬けがあまりにもおいしく、飯（まま）がなくなって隣家から借りてまで食べたことから、岡山では「ままかり（飯借）」と呼ばれています。

焼ままかり 120g ￥378

●ぷりっぷりのカキを豆腐にのせてカプレーゼ風

岡山県産ならではの大粒のカキを、燻製風味のオリーブオイル漬けにした一品。「オイルを使っているので、洋の雰囲気も取り入れてカプレーゼ風に並べてみました」。水きりした豆腐と大葉の上に、カキをオイルごとのせるだけ。「カキのうま味が日本酒に合います」

岡山県産かきオリーブオイル漬け 100g ￥864

●チーズのり巻きにエビのふりかけをオン

「あっさりしながらもエビの風味がしっかりあって、とってもおいしい！」と、ひとみさんも絶賛の食べる調味料「海老三昧」。プロセスチーズにのりを巻いて竹串に刺し、その上にこんもりとのせてピンチョスに。「意外とさっぱり食べられる、おすすめのおつまみです」

海老三昧 70g ￥594

雄町を使用した岡山県自慢の日本酒

左から／「櫻室町純米大吟醸ゴールド雄町米の里」720ml ￥3366（室町酒造）・ほのかな甘い香りとふくらみのある味わいが特徴。2000年からモンドセレクション連続受賞中のこだわりのお酒。「大典白菊純米大吟醸雄町」720ml ￥2793（白菊酒造）・備中杜氏の技で醸し、低温でゆっくりと熟成させた、やわらかい味わいと心地いい芳香が楽しめる。「かもみどり純米大吟醸雄町」720ml ￥1453（丸本酒造）・芳醇かつキレのある辛口のお酒。雄町米特有のやわらかなうま味と酸味は、どんな料理とも好相性。「稲ロゴラベル雄町65」500ml ￥1047（辻本店）・雄町ならではのうま味と酸味のバランスが絶妙。長期熟成することで、丸みを帯びた上品さも醸し出します。

お酒がおいしくなる！備前焼の力

「雄町」のお酒をさらにおいしく味わうなら、備前焼の器がおすすめ！というのも、岡山県が誇る伝統的工芸品の備前焼には、飲み物をおいしくする効果があるそう。釉薬をかけない備前焼には表面に無数の微細な気孔があるため、ここに触れることで水分子が細かくなり、お酒やコーヒーがまろやかになるのだとか。ぜひ、お試しを！

ファンを魅了する雄町のお酒と備前焼の器、ひとみさんが活用した岡山グルメは、アンテナショップ『とっとり・おかやま新橋館』1Ｆで販売中。2Ｆには雄町のお酒も味わえるレストラン『ビストロカフェももてなし家』があります。雄町を使ったおいしいお酒を味わって、コロナ禍で厳しい状況にある酒蔵や酒米の生産農家を応援しましょう！

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