自炊の機会が多い今、キッチン周りを快適に整えたいもの。

片づけのプロフェッショナルであるライフオーガナイザーの森麻紀さんは、仕事でお客様のキッチンを片づけていると、同じ引き出しの中にキッチンバサミが2~3本あるという状況によく遭遇するそう。
「食洗機に入れたとき用のためなど、キッチンバサミを数本持っている理由はあるものの、使いやすい方をつい使ってしまうなど有効に使えていない様子です」

ご自宅を例に、上手に活用する方法を教えてもらいました。

キッチンバサミの置き場所や用途を考え直してみて!

わが家のキッチンにある「ハサミ」を紹介していきます。

●冷蔵庫の横にひとつ

キッチンバサミの上手な収納
キッチンバサミの上手な収納
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まず1本目は冷蔵庫の側面のマグネットつきケースに入っています。わが家では、スーパーで食材を買ってきたら、ピーマンなど袋入りのものは袋から出して冷蔵庫に入れるのですが、以前はその袋を手で無理やり破っていました。
でもハサミをこの場所に置くようになり、そういったものをスムーズに切って入れられるようになりました。

食材の宅配を利用していることもあり、とても重宝しています。もちろん冷蔵庫から出した袋入りの食材を開封したいときにも便利!

プラゴミ専用のゴミ箱

すぐ下に、プラゴミ専用のゴミ箱があるので、“切って、外して(はがして)、捨てる”がとてもスムーズです。

元々はキッチンバサミとして購入したものなので、いざというときにはハサミを洗って食材を切るときもあります。

●作業台の横にひとつ

カッター

キッチンに唯一置いている「カッター」。届いた郵便物や荷物の開梱、日用品のパッケージをあけるときなどに使用しています。

隣の食器棚兼作業台の上に、郵便物や買ってきたものを置くので、この場所に入れています。先ほど同様、プラゴミを捨てるにも最短の場所。可燃ごみと紙ゴミのゴミ箱(次の写真)にも、一歩踏み出してペダルを踏めば捨てられます。

●キッチンワゴンにひとつ

キッチンワゴン

キッチンワゴンの引き出し収納ケースのひとつに、ゴミ箱代わりとして使用している引き出しがあります。リサイクルの缶やビンなどを入れているのですが、そこに、ハサミがまたひとつ入っています。

もともとは、ビンのキャップを簡単に取るために購入した「万能分別ばさみ」。

牛乳パックもカットしやすい形状なので、子どもも容易に分解カットできています。

ビンのキャップを簡単に取るために購入した「万能分別ばさみ」

重い荷物が届いたときは床に置くので、しゃがんだまま取れる、床に近い場所にあるこのハサミを使うこともあります。

キッチンワゴンと食器棚の間に、届いた段ボールをたたんで立てかけているので、引き出しのすぐ真下にある段ボールをまとめるためのビニールヒモを切るときにも使用します。

●包丁の横にひとつ

そして、オーソドックスな「キッチンバサミ」はすぐに手に取れる場所に。

キッチンバサミ

包丁並によく使うので、包丁とセットで収納できるまな板スタンドを買いました。

分解できるステンレス製

肉の脂身を取ったりするのは、包丁よりキッチンバサミの方がスムーズ。ここのキッチンバサミは洗いやすく分解できるステンレス製を選びました。

包丁スタンドにもなじむ色で、食洗機にも入れられるので衛生的で安心です。

わが家ではどれもなくてはならないものばかりです。

ハサミやカッターごとに用途が決まっているので、「これ使ってないな」ということがありません。切るものはたくさんあるけど、使ってないと感じるものがあったら、使うシチュエーションを考えて、置き場所を考えるとよく使うものになるかもしれませんよ。