少額から始められて手数料の安い商品やつみたてNISA、iDeCoなどのおトクな制度の登場でグンと身近になった投資信託。
「興味はあるけど不安で…」という人に、ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんが初心者でも始めやすい方法を5つのステップで解説してくれました。
横山光昭さんが初心者向けに解説。5つのステップで投資信託がわかる!
投資信託を始めるために必要な5つのステップをやさしく解説してもらいました。
●ステップ1 投資信託について知る
投資信託は、投資家から集めたお金を投資のプロ(ファンドマネジャー)がさまざまな分野に投資して収益を投資家に分配するもの。
「世界じゅうの株や債券などに投資するので、リスクが分散されるのが大きなメリット。少ない資金から始められじっくり増やすことができます」
●ステップ2 取引口座を開く
投資信託の取引は、証券口座で行うので、まずは、口座を開設しましょう。
「ネット証券なら、スマホやパソコンから簡単に申し込めます。商品のラインナップも豊富で、月々100~1000円など手軽に積み立てられるものが多く、手数料が割安な点でもおすすめ」
●ステップ3 おトクな制度を活用する
つみたてNISAもiDeCoも投資信託の積立に使えるおトクな制度。
「かけ金が全額所得控除されるiDeCoは、働いて所得税を納めている人向き。原則60歳まで引き出せないので老後資金に。自由に引き出せるつみたてNISAは、教育資金など中長期資金に備えたい人向きです」
●ステップ4 商品を選ぶ
初心者におすすめの投資信託は、「インデックスファンド」。
「株や債券市場の指標と連動するように運用されているため、わかりやすく、値動きもゆるやか。手数料も割安です。一気に大きな利益は期待できませんが、時間をかけて積み立てることで大きく育つ可能性が大」
指標を上回るリターンを目標に運用される「アクティブファンド」は、リスクが増え、運用コストも高くなりがちで初心者には不向きです。
●ステップ5 焦らずコツコツ続ける
投資信託の積立は長く運用するほどリスクが抑えられ、利益が増えていきます。すぐ結果がでなくても焦らずコツコツ積み立てて、じっくり育てましょう!
ESSE12月号の「はじめての投資レッスン」では、漫画でわかりやすく説明しているうえに、読者の体験談も掲載しています。投資のことが気になっている方は、ぜひ読んでみてください。
※投資は元本割れのリスクがありますリスクを把握したうえで、自己責任のもと投資してください。