秋、肌がくすんだように感じていませんか?
美容家の石井美保さんによれば、その原因のひとつに保湿不足があるのだとか。これから迎える本格的な乾燥シーズンの前に保湿術をマスターして、透明感アップを目指しましょう!

石井美保さん直伝!秋から始める透明感アップの保湿術

ここでは石井美保さんに、日やけ・乾燥に悩む読者代表・豊島わかなさんが、肌ケアについて相談しました。

【石井美保さん】

上半身女性
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トータルビューティサロン「Riche」主宰。奇跡の美肌をもつ美容家として、各メディアで活躍。近著『

一週間であなたの肌は変わります

』(講談社刊)が話題に。現在44歳。

【豊島わかなさん】

白シャツ女性

33歳。第1期キレイな母ちゃんとしてESSEで活躍中。夫、長男(8歳)の3人家族。

「仕事は野球ライター。屋外での取材もあり、肌の悩みはつきません」

●本格的な乾燥シーズンの前にしっかり保湿して乾燥ジワを予防

女性二人

豊島さん:

今年の夏は、例年に比べ外に出る機会が少なかったのですが、それでもやけてしまって…。年々肌が乾燥して、これからの季節、保湿ケアにも悩みます。

石井さん:

豊島さんは私と同じ、紫外線を吸収して、すぐやけてしまう肌質。だから透明感が失われてしまいがちです。ただでさえ、仕事で一般の方より紫外線を浴びているので、乾燥が進んで肌の基礎力まで低下している可能性が…。本格的な乾燥シーズンの前にしっかり保湿しないと、乾燥ジワが増えてしまいますよ。ところで普段はどんなケアをしていますか?

豊島さん:

夜は洗顔後に導入美容液をつけ、ローション、美容液、クリームを塗り、さらに乳液を追いたしています。夜に保湿ケアをしっかりする分、忙しい朝は、ローション、美容液、乳液、日やけ止めでサッとすませがちです。

石井さん:

乾燥する人ほど乳液ケアに注目してほしいのですが、残念なことに使う順が違っています。正しい塗り順はクリームの前。クリームが乳液の浸透を邪魔し、せっかくの乳液ケアが無駄になっています。そして保湿ケアを念入りにしたいのは、夜よりも朝。うるおいを守る盾となるクリームも、朝に取り入れてほしい保湿ケアです。

豊島さん:

クリームの前に乳液をプラス。保湿は夜より朝を重視し、日中の乾燥から肌を守るクリームも塗るのが鉄則ですね。

人差し指女性
諦めずにコツコツ続けて!

石井さん:

あとはつけ方も大事ですよ。指を使うのではなく、手のひらでプレスするように塗ってくださいね。摩擦が加わると外的刺激から肌を守るバリア機能が弱り、うるおいをためられない肌になってしまいます。さらにローションのあと、美白美容液を加えれば、肌の透明感が上がってきますよ。

透明感の基本は保湿から!石井式3大保湿ケアをマスター

洗顔のあとにつける「ローション・乳液・クリーム」の“3大保湿ケア”が、透明感を引き出し、これからの季節の乾燥から肌を守るカギに!

●プロセスはどれもこの2ステップでOK

1:手に取り、広げる

両手重ねる

手に取ったら、両手を合わせて手のひら全体に軽くなじませます。体温で温めることで浸透度がアップ!

2:こすらず、手のひらで包む、プレス塗り!

両手でほほを触る
こするの厳禁!

手のひらで肌を包み込むように軽く圧をかけ、顔全体になじませます。けっしてこすらないのが肌を傷つけないコツ。塗り残しがないようにすみずみまで丁寧に。

(1) うるおいを与えるローション

手のひらに透明ローション
500円玉くらい

肌に水分を与えるローションは、つぎたして約10回プレス塗りを。肌表面がぬるっとして中に入らなくなり、手のひらに残るようになったら、うるおい満タンのサインです。

(2) うるおいと油分のバランスをとる乳液

手のひらに乳液(大)
500円玉強

肌の理想の水分と油分のバランスは7対3。その状態に近づけるには、水分と油分を絶妙なバランスで含む乳液の力が必要です。プラスするだけで肌が明るく、やわらかに。

(3) 油分のフタでうるおいを逃がさないクリーム

手のひらに乳液(中)
朝はパール1.5粒以上

ローション、乳液のうるおいを逃がさないためにも、クリームでのフタがマスト。

手のひらに乳液(小)
夜はパール1粒大

日中は肌表面から水分が蒸散するので、朝は多めにつけるのが透明感をキープするコツです。