タオルは、替えどきがわからなかったり、もらいものをなんとなく使っていたり、逆にこだわりがありすぎたりと、身近な割に意外ともち方が難しいアイテムです。
「家庭ごとのルールがありすぎたり、逆にルールがまとまらなかったりして困っている方も多いのかもしれません」と話すのは、暮らしのプロ、ライフオーガナイザーの高田舞子さん。
タオルの管理がラクになるルール。無地で家族ごとに色を決め、バスタオルは最小限に
「日用消耗品なので、もち方にこだわりすぎず、ゆるいルールを設けることで空間も気持ちも維持しやすくなります」と高田さん。
詳しく教えてもらいました。
●タオルは無地に限る
デザイン性のあるタオルも好きですが、結婚し家族が増えものの管理量が増えると、色柄が混在したタオルは目にうるさく、次第にストレスに。
ボックスに入れたり隠す収納も試しましたが、タオルは毎日複数使うので、取り出す、片づける、それぞれのアクション数が増えるとそれもまたストレスに。
そこで、無地でそろえることにしたのが数年前。洗濯機の上部につっぱり棚を設け、ボックスに収納しています。
これで、見える収納でもまったく気になりません。片づけにおいても、ワンアクションで「取り出せる」「しまえる」ので、ストレスもゼロ。
フェイスタオルは無地ですが、かわいいデザインはハンドタオルで楽しんでいます。
●タオルは人別で色を変える
もうひとつ、タオルに設けているルールは、人別に色を変えること。
使う人ごとに色を変えるだけで、どのタオルを使えばいいか考える必要がなく、家族に聞かれることもなく、ストレスが減っています。
わが家は賃貸マンションで、洗面台も狭小スペース。タオルバーに3枚つり下げるのに活躍しているのは、ステンレスのワイヤークリップです。
家族全員インフルエンザを患ってから、それぞれのタオルを洗面台につり下げるようになりました。
コロナウィルス感染症と生きる今はとくに、家庭内でのタオル事情も気をつけなければなりません。人ごとに色やデザイン、素材などを変えておくと管理が楽になりますよ。
●バスタオルはなくてもいい
大判のバスタオルは洗濯も乾かすのも大変ですよね。しかも家族全員分となると、梅雨時期や寒い冬は天気とにらめっこしなければなりません。
わが家のバスタオルは3人家族で2枚、最低限の数で控え選手です。
子どもがまだ小さいこともあり、入浴後は母子で1枚のバスタオルを共有で使います。
夫はフェイスタオル派で、バスタオルを使う日はありません。
バスタオルが乾いてなければなければフェイスタオルでふけばいい。バスタオル1枚よりフェイスタオル2枚のほうが、洗濯もよく乾いてストレス減! そんなルールでバスタオルへのこだわりはゼロです。
ただ、まったくないのも不便。海や川遊びに行く日は必要ですし、子どものスイミング用は別途専用を持ち合わせています。
フェイスタオルは小さくて体をふくには頼りない! という人には小さめのバスタオルをお勧めします。
洗って干す、少しでも洗濯がラクになるアイテムがいいですよね。
片づけやすい、過ごしやすい空間を維持するには、自分に合ったマイルールが必要です。
消耗日用品は、使う、片づける以外に購入頻度が高いアイテム。店舗やアイテムにこだわりもちすぎると、購入自体もストレスになります。
ルールに縛られすぎず、空間を整えていきたいですね。