皆さん、シャツのアップデートしていますか? 着るシーンも季節も選ばない汎用性の高さで、いつ何時も頼れる存在のシャツ。季節の変わり目にも便利なアイテムです。
「でもタイムレスで一見トレンドのないアイテムだからこそ、すてきにもその逆にもなりうる一面もあるんです」と語るのは、女性誌の着まわし特集を得意とし、無類のシャツ好きと語るファッションライターの野田春香さん。
今イチオシなユニクロのメンズシャツを使って、旬感のあるシャツ選びや着こなしのポイントを教えてもらいました。
ユニクロのメンズのオーバーサイズシャツが今っぽいシルエット!
すべての画像を見る(全8枚)ユニクロとロンドン発のブランド「JW ANDERSON」とコラボレーションシャツはメンズのアイテム。
シャツはゆったり着るのがいちばん今っぽくなるポイントなので、レディースでなくメンズで選ぶのもおすすめできる手段です。もともとトレンドのオーバーサイズなデザインで、丈がやや長めなところも旬度高め。
身長160cmの私は肩を落として着たいので、肩幅が少しオーバーになるMサイズを選びました。滑らかでほどよい光沢感がある上質なコットンなので、肌触りやわらかで着心地がよいのも高ポイント!
裾にブランドのロゴマークが刺繍されていて高級感もあります。
・ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン エクストラファインコットンブロードオーバーサイズシャツ(2990円+税)
●コーデ1:通勤に。1枚で着るなら袖口をひと折してこなれ感をつくって
シャツ×テーパードパンツの定番通勤コーデ。オーバーサイズのシャツの裾をパンツにインしたら、ゆったりめにブラウジングするとこなれた印象になります。
また、シャツを一枚で着るときは、袖口を折り返すひと手間を加えて。ただ着ただけに見えない、“あの人なんとなくおしゃれ”と思わせるポイントです。
クシャッと袖まくりしてしまうと会議や商談などの堅い場に不似合いですが、ひと折するだけならきちんと感をキープできます。肩かけしたカーディガンを羽織るときもカーディガンの袖からシャツの袖を出し、ひと折する手間をかけるとすてきです。
●コーデ2:おでかけに。シャツのボタンを全部閉めてパリシックな雰囲気に
オーバーオール×シャツ。今季トレンドのオーバーオールは着こなしによっては幼く見えてしまいます。そこでシャツの出番。存在自体がカジュアルなオーバーオールだから、キレイめなシャツをインして大人っぽく上品に。
第一ボタンまで閉めてピシッと見せるとコーデがまとまり、パリシックな雰囲気も漂います。そして重要なのはやっぱりシャツのオーバーサイズ感。ふわっとしたラインになるので、オーバーオールとシルエットがつながってバランスが取れるんです。
●コーデ3:休日に。トップスの上から着て、羽織りに転用
夏トップス×シャツ。夏感のあるトップスも、シャツを羽織る重ね着で秋らしく。羽織りに転用できるのもオーバーサイズシャツだからなせる技。
体のラインを拾わないこのゆるっと感が、シャツを着慣れた人に見せてくれる上、着やせ効果もあります。ボトムもワイドパンツを合わせてリラックスした雰囲気に。
カジュアルな日は袖はクシュっと折り返して、これもただ着ただけに見せないひと手間を。日中はまだ汗ばむけれど夜は涼しいなんて日の気温差対策にも抜群。肌寒くなったら袖をおろし、前のボタンを留めればOKです。
今回はシャツを主役にご紹介しましたが、寒くなってきたらニットやフーディの下にインしてコーディネートを盛り上げる脇役になるので、今買って一年じゅう大活躍! 持っていて損なしのアイテムです。
シャツをすでに持っている人も、サイズ感を今一度確認して、今っぽく見えるサイズのものにアップデートしたり、着こなしの幅を広げたりする参考にしてみてくださいね。