忙しい朝、頼りになるのがトースト。パンを焼く器具は家庭によってさまざまですが、一般的なトースターは3~5分ほどかかるのではないでしょうか?
今回、あっというまに焼き上がるという「秒速トースター」なる商品を使ってみたので、ESSEonlineでレポートします。
わずか58秒でカリふわのトーストが完成。クラウドファンディングで生まれたポップアップトースターの使い心地
●超熟を焼いてみました
わが家にはトースターはなく、パンを焼くときは、魚焼きグリルを活用します。ただ、しっかり焼き目をつけて焼く場合はどうしても6~7分かかってしまいます。
そこで試したのがLITHONの「秒速トースター」。40~72秒の6段階の焼き時間を選択できて好みに焼けるというもの。かなり素早く焼けるというのが伝わってくるネーミングですよね。
この商品は、クラウドファンディングによって開発された商品で、7月末に発売が予定されているそうです。
いわゆる食パンならば、どれでも焼けるそうですが、8~10枚切りだと薄くて焼きムラが出てしまうことから、4~6枚切り推奨とのこと。そこで、個人的に大好きな食パン「超熟6枚切り」で試してみることにしました。
パンを1枚、長い方を横に入れてセットします。
焼き時間を1~6段階選べるつまみがあります。
(1:40秒 2:50秒 3:53秒 4:58秒 5:64秒 6:72秒)
公式情報によるとベスト時間は58秒とのことなので、つまみを4に合わせます。
レバーを下まで引いて、スイッチオン。
上から見ると、ジーッと焼かれているのがわかります。
少し見とれてしまっていたら、あっという間に1分。パンがポコンと飛び出してきました。コーヒーを用意するのは間に合わないくらいの速さです。コーヒーやサラダはあらかじめ準備しておいたほうがよさそうです。
●焼き目の比較。個人的にベストな焼き目は…
こちらが、58秒(4)の焼きあがりです。もう少し焼き目がほしい気がしますね。1~3の場合はほぼ焼き目がついていない状態でした。
こちらが、64秒(5)の焼き上がり。ほどよく焼けています。
そして、こちがら72秒(6)の焼き上がり。一部が焼きすぎてしまったかな、という感じです。
トーストの好みは、人それぞれですが、64秒がベストかなと思います。ほどよい焼き目をつけるには、わが家のグリルだとかなり時間がかかってしまいます。なぜ、こんなにも早く焼き目がつくのかというと、高火力かつ近距離熱源で焼いているからなんだそう。1度に1枚しか焼けないけれど、そのくらいなら家族も待ってくれそうですね。
実食してみると、カリッと歯ごたえがうれしい。高速で焼くことにより水分も抜けないので、外はカリカリ、中はしっとりをキープできます。
●追加で焼き目を入れたり、冷凍パンも焼ける
ポップアップトースターは焼き目が確認できない…という人も多いと思います。秒速トースターは、途中で取り出したいときのために取り消しボタンと、もう少し焼き色をつけたいときのリヒートモードがあるので、あとは感覚で焼いてみてもいいかもしれません。
が…本当に数秒の差でコゲたりしていることもあるので、ぼーっとするクセがある人はくれぐれも注意が必要です。
また、夏は食パンを冷凍保存する人も多いと思いますが、こちらのトースター、なんと冷凍パンにも対応しているんです。冷凍モードのスイッチを使った場合の時間をはかってみたところ、約2分かかって出てきました。
冷凍状態からスタートしているだけに、あっさりした焼き目でした。
中が冷たかったり、一部がまだ解凍されていないということもなく、冷凍パンがこれだけ早く焼けるというのもありがたい機能です。
●高級食パンをちょい焼きしたら最高では…
大好きな超熟ですらおいしく焼けるのだから、話題の高級食パンを少し厚切りにして焼いたらかなりおいしいはず。
そもそも、おいしいベーカリーカフェは、ポップアップトースターで焼くことを提唱しているので、本来の味を楽しみたい人にはもってこい。たとえば、生食パンなら、軽く焼き目をつけるために40秒でセットして食べるのもおいしいはず!
食パンをかじりながら登校…はもう過去のこと。現代人は秒速トースターで優雅に朝食時間を確保するのが当たり前になるかもしれませんね。