煮込み料理などをつくっているときに困るおたまの置き場所。
「おたまスタンドは買う必要なし!」と話すのは、整理収納アドバイザーの川根礼子さん。おなじみの文房具を使い、キッチン仕事をスムーズにこなしていました。今回はそのテクニックを披露してもらいます。

コンロまわり
ひと工夫で、おたまが鍋の中に滑り落ちず、調理台も汚れません
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おたまスタンドは洗う手間がかかる!それならおたまを鍋の中に置き続ける工夫を

煮込み料理などではおたまを頻繁に使うため、料理中おたまの置き場所に悩みがち。専用のおたまスタンドがあると、作業台が汚れないのでたしかに便利です。

キッチン
限られた調理スペースを有効活用しましょう

「おたまスタンドはおしゃれなデザインのものがたくさん出ています。でもお手入れの手間がかかり、私には使いこなせない気がしました。意外と場所をとるものなので、使わないときはどこに置くか? と考えるのも面倒でした」

お鍋の中で使うものだから、使う場所にそのまま置いておくのがいちばん。ただ、圧力鍋のような大きな鍋の場合は、おたまをお鍋に入れたままだと滑って沈み、汚れてしまいます。

●ダブルクリップをおたまに挟むだけで置き場所問題が解決!

そこで川根さんが考えたのが、ダブルクリップを活用したおたまホールド。必要なものは市販のダブルクリップのみです。

クリップとおたま

「クリップのサイズはおたまの柄を挟めればなんでも大丈夫ですが、大きいクリップほど挟んだときに安定します」

お鍋にクリップをつけたおたま

握る部分を残してダブルクリップを柄に挟むだけなので、テクいらず。これでおたまが滑り落ちることはなくなります。

フタをしたお鍋

「フタもギリギリまで閉じることができます。大きなお鍋におたまが沈まないようにするため、というのが一番の目的ですが、小さなお鍋にはおたまが底につかないようにするためにクリップを使うというのもアリ。目的やお鍋の大きさによって、クリップの位置を調整してみてください」

コンロにお鍋など

ダブルクリップなら手に入りやすく、仕事や勉強、家計管理に使っているものを一時的にキッチンへ持ってくるだけでOK。わざわざ買う必要もなく、気軽に活用できます。ちょっとしたストレスを取りのぞくことで、家事をグンとラクにしてくれる、いちおしキッチンテクニックをご紹介しました。