冬の間活躍するストーブやエアコン。次のシーズンも快適に使うためのお手入れ方法を家事アドバイザーの毎田祥子さんに伺いました。

押さえておきたい暖房器具のお手入れ方法

暖房

「シーズン中と収納前に適切なお手入れをすることで、長く安全に使い続けることができます。冬は乾燥してホコリが舞い、たまりやすいので、とくにフィルターや反射板はこまめに掃除すること。ホコリがたまると暖房効率が下がり、ムダに電力を消費してしまいます。ただし、いくらお手入れしても部屋が汚れているとエアコンやストーブが吸い込んでしまうので、部屋の掃除も重要です。なお、お手入れの前には必ず電源をきってから行いましょう」

●エアコン

汚れやすいフィルターは週1回を目安に掃除を。まず掃除機で表面のホコリを吸い取ってから、浴室などで水洗いします。時間がなければ掃除機をかけるだけでも○。中の掃除だけでなく上や横に積もったホコリも忘れずにふくこと。さらにシーズンの始めと終わりには市販の洗浄スプレーを使って掃除しておきましょう

●電気ストーブ

シーズン中は定期的にふき掃除をして、電熱線と反射板のホコリや汚れをふき取っておくこと。ここが汚れていると暖房効率が下がったり、ホコリが焦げていやなにおいが発生したりするので注意して。収納する前には全体をふき、スチームつきの場合は注水タンクの水を抜いて自然乾燥させておきましょう

●石油ストーブ

燃焼筒と反射板を中心に、ホコリがたまらないよう定期的にふき掃除をします。芯式の場合はシーズン中に1、2回収納前にから焼きをして、芯に付着した汚れを落としましょう。石油ファンヒーターはホコリがたまりやすい吸気口に、こまめに掃除機をかけること。収納する前には中の灯油を完全に使いきって

●コタツ

使い始めのいやなにおいを防ぐには、1時間ほど布団を上げて換気をすると○。発熱部のホコリの焦げもにおいの原因になるので、使い始めと収納前はヒーターを外して掃除を。掃除機をかけてからハケなどで汚れをかき出し、水ぶき可能なものは濡らしてかたく絞ったぞうきんでふきましょう。使う前に完全に乾燥させて