令和時代のやりくりに欠かせないのが、いつも手元にある財布とスマホ。最近では、キャッシュレス決済を活用する人も続出中! 貯めている人ほど、お金の管理も財布もスマートな傾向にあるようです。
今どきの貯まる新ルールを、ファイナンシャルプランナー・風呂内亜矢さんに教えてもらいました。
自分に合う貯め方法を探すのが、成功への近道
普段お金を持ち歩く財布と、今や家計管理にも手放せないスマホは、家計をやりくりするための“最前線”を担う2大ツール。
「今はキャッシュレス化が進んで、やりくりの方法も以前と比べると多様化しています。上手に使いこなせるかどうかで、貯金にも大きな差が出ます」と風呂内さん。
「人気の長財布も、たくさん入るからとポイントカードでパンパンに膨らませてしまうと、逆効果。ミニ財布に決まったカードだけ入れて持ち歩く人の方が、貯め上手といえるでしょう」
スマホに何種類もコード決済アプリを入れるのはNG。
「よく行く店で使えるものだけに絞った方が、分散することなく貯められます。さらに、事前にチャージするタイプのものを選べば、使いすぎることもなく、やりくりの強い味方に」
いずれにしても、自分に合う方法を見つけるのが先決! です。
令和の貯まる新ルールはこれ!
貯めている人には、共通して実践していることがある模様。財布とスマホを使った貯めテクを、令和バージョンにアップデートしましょう。
●財布の中身は最小限に
中身が見やすく整理されていることが、貯まる財布の基本。
「本当に必要なものだけ入れる習慣がつくと、財布の残金や使いすぎにも敏感になります。カード類やクーポンで財布がいっぱいの人は、ミニ財布を使ってみるのも手」
●ポイントカードはアプリ化する
財布にポイントカードがあると、無意識に「この店に行こうかな」と選択肢を絞ってしまいがち。
「アプリ化すれば、スマホにたくさん入った情報の1つとして客観視できます。ポイントに惑わされず買い物することができますよ」
●キャッシュレス支払いはチャージできるものに
キャッシュレスの支払いは、現金より平均2割使いすぎるとの統計が。
「おすすめは、先にチャージするタイプのカードを選ぶこと。たとえば、コード決済に食費予算分をチャージして使えば、袋分け効果&ポイントもゲット!」
スマホで貯めるために“知っておきたい3つのこと”
コード決済の普及で、ますますやりくりに欠かせなくなったスマホ。上手に活用するためのポイントを紹介します。
●その1:コード決済の種類をむやみに増やさない
キャンペーンに引かれてコード決済の種類を増やすと、ポイントが分散して貯まらないうえ、残金も把握しづらくなります。
「増やすなら、それぞれ使用する用途を決めると出費管理もしやすいですよ」
●その2:セキュリティをしっかり守る
セキュリティを守るために、金融機関用に使用するアドレスやIDはSNS用などとは使い分けましょう。
「お金の取引でパスワードを入力するときは、無料Wi-Fiを使わないなどの配慮も忘れずに」
●その3:各銀行のアプリに注目!
意外に使いやすいのが銀行系のコード決済。
「口座から即時決済されるので、使いすぎなくて安心です。家計簿アプリに口座をひもづけできるなど、残高チェックも簡単。口座がある銀行で確認を」
みずほ銀行の『J‐CoinPay』は、全国85の銀行口座から無料でチャージでき、残ったお金を口座に戻すのも無料。
「利用者同士の送金も無料なので、口座から手数料を払って振り込むよりおトクです」
令和の時代は家計管理もスマートに! いつも持ち歩いているスマホを駆使すれば、やりくりはもっとラクに、そして貯蓄も増やせるはず。気になるアイデアがあったら早速試してみて!