主婦業のかたわらエッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。
「まだ使えるもの袋」を用意して使えるものはどこまでも使うのが私流
コロナで外出自粛が続き、片づけが進みに進んだわが家。
そうしますと、あちこちから見つかるもの・出てくるものがあります。
あくまでもわが家の場合ですが、半年に1回~年に1回は大規模な片づけをするので、こんなふうに「使えるものが見つかる機会」が時々あります。
家族には、片づけの際は・不燃ゴミ・可燃ゴミ・紙類に分けるほかに、「使えるけれど使わないもの」は別に仕分けをし、母(私)に渡してもらいます。
ものの価値というのは、たとえ家族でも・年齢・環境・時代・そのときの金銭感覚などによって異なるものです。
だから、彼らにとって必要のないものが、私やほかの家族にとっては、「使うことのできるもの」という場合もありまして…。
たとえば、娘たちが部活の合宿などに持参していた、小分けの粉洗剤。成長し、今の彼らには必要のないものでも、私には日常的に使うことができるものです。
娘たちが使い終わったノート。書くスペースが残っているところは、ビリビリと破いて取っておきます。カットすれば、電話近くに置くメモ帳にもなりますし、短歌が趣味の75歳の母にとっては、「あーでもない、こーでもない」と考えるときの下書きノートにもなるようです。
今は、娘もONLINE授業のメモに使っている様子。
どちらかでいただいてきたであろう髪用トリートメント(上)や入浴剤(下)、ほかにもボディクリームやマッサージクリームは、自粛期間、生活を豊かにしてくれました。
23歳と19歳の娘たちは、身なりを整えるための化粧品やグッズを必要以上に!? 持っております。
買ってみたものの、新たに似合うものや使い勝手のいいものが見つかったとか、いただいたとか、彼らなりの事情がいろいろ。
そんなときには私が使います。使うことができます。
若い子が使うJILL STUARTのリップグロスは、家の中で過ごす私のリップ代わりに。
娘が途中まで使っていらなくなったヘア用ワックスは、裾にパーマをかけた今の私にピッタリ。購入する必要がなくてうれしい。
ちなみにプチテク一つ。ワックスを取り出すときには、サービスでついてくる食べ物用のプラスチックナイフや和菓子切りを使って、取り出します。
理由は
(1) ジェルネイルをしてやや伸びている爪と、指の間にワックスが詰まるのを防げます。
(2) 細菌防止のため。使うたびに洗うことができるので、清潔を保つことができます。
どこにいったかわからなくなりづらい、ちょうどいいサイズも気にいっています。
コロナの後のムダ買いを防ぐためにも、使うことができるものは丁寧に使っていこうと思っております。
【若松美穂(わかまつみほ)】
お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と娘2人、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「
“いま”と“みらい”のへや」にて最新情報を更新中