よく使うものは使う場所の近くに置いておくのが便利。ただケーブルやメイク道具などをむき出しにしてしまうと、今度は見栄えが悪くなってしまいます。
ESSE本誌やESSE ONLINEで暮らしについて発信している幸栄さんのお宅は、けっしてものが少ないわけではないのに、すっきり片づいていて居心地のよい空間です。ゴチャついて見えないのは、生活感のあるものをさりげなく隠しているからなのだそう。
今回はそんな幸栄さんが実践する、目隠し収納のテクニックをご紹介します。
家電や雑貨をさりげなく目隠しして、生活感をカバー
家電やこまごました雑貨など、存在感や生活感が出やすいものは、布や家具でおおったり、配置を工夫してさりげなく隠すと、手間なく片づいた印象になります。
収納グッズをわざわざ買ったり、しまい込んだりしなくてもいいので、片づけが苦手な人にもおすすめです。
●テレビやオーブン、存在感のあるものは布でおおう
すべての画像を見る(全14枚)大きめの家電など存在感がありすぎるものは、布でおおうだけでも圧迫感がダウンします。
「部屋の中でテレビが目立つのがいやでカーテンをつけたら、子どもたちがだらだら見ることもなくなって一石二鳥でした」
キッチンのオーブンの取っ手にはふきんをひっかけています。
「使いやすいのでここにかけていますが、黒いガラスの存在感が薄くなっているようです」
本棚の横にかけたクロスが、色数の多い本をさりげなく隠します。
「ここには、カゴなどをかけておくこともあります」
●配線類は、踏み台とティッシュケースで囲む
ネット用のルーターや配線類は、以前から家にあった踏み台と、木製のティッシュケースで囲み、目隠しします。
「低い場所なので、踏み台にちょうど隠れて目立ちません」
(※ケーブルは断線しないよう、巻きつけないでください)
●ゴミ箱はランドリーバッグで目隠し
大きなゴミ箱は使用せず、レジ袋をゴミ箱代わりに活用。1階のゴミ箱はここだけとして、回収の手間もカットしています。
「古いランドリーバッグに入れてみたら、サイズもちょうどよかったんです」
●レジ袋はエコバッグに入れて壁収納
ゴミ袋として使っているレジ袋は、白いエコバッグに入れてキッチンの壁にかけます。
「たくさん入れてもはみ出したりすることがないし、白いので壁になじんで目立ちにくいのもいいんです」
●メイクアイテムは基礎化粧品の後ろに置き目立たせない
洗面所のすみに取りつけた棚を、メイク用品置き場に。
「朝晩使う基礎化粧品のビンは手前を並べます。こまごまとしたメイクアイテムや目薬は、半透明のケースにまとめ、後ろに置いて隠します。ちょっと配置を工夫するだけで見た目がすっきりします」
目隠しに使えるから、箱を家じゅうにスタンバイ
入れるだけで体裁が整い、いざというときの目隠しに使えるから箱は、いろんな場所に出して常備。急にものが増えても安心です。
●靴箱上に木箱
靴箱の上に置いてある木箱は、特別なお菓子入れとして使っています。
「いただきものやイベント用に買ったちょっと高級なお菓子などを置くスペースです」
●本棚にアジアンカゴ
本棚に竹製のカゴを重ね置きしています。
「子どもの作品や文房具など、こまごましたものを入れる場所が必要になったときに使います」
●玄関の棚上にお菓子のあき缶
気にいったお菓子の缶を、玄関の棚に置いています。
「かわいいので今はここに置いていますが、入れるものが決まったら使いやすい場所に移動します」