使いやすい収納のポイントは、アクション数が少ないこと。使うたびに収納ケースのフタをあけたり、奥から取り出したり…となると、面倒になってしまいます。
そこでおすすめなのが、放り込むだけですっきり片づく、カゴを使った収納。

ESSEが取材したのは、「お客さまが多いため、食器や食材などがどうしても増えがち」という、パン教室を主宰する幸栄さんのお宅。けっしてものが少ないわけではないのに片づいた、心地よい空間です。

見栄えするカゴを使った、ディスプレー収納

部屋を見渡すとさまざまなカゴがあり、インテリアとしても収納グッズとしても大活躍している幸栄さん宅。
すぐ手に取りたいアイテムは、置いてあるだけで絵になるカゴにまとめて、ディスプレー収納に。カゴのナチュラルな素材感が、インテリアとしても見栄えばっちりです。

●スマホは浅いカゴの上に置き、インテリアに馴染ませる

家族で使うスマホは 浅いカゴで ディスプレー
家族で使うスマホは 浅いカゴで ディスプレー
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固定電話代わりの家族共用のスマホを、リビングの飾りスペースに。横に並べた丸いコケと水槽ともマッチしてインテリアに溶け込んでいます。
「浅いカゴに入れておけば散らかって見えず、目隠しにもなります」

●メガネはカゴに入れて玄関の飾り棚に並べる

メガネはカゴなどに入れ 玄関の棚に並べる

玄関の壁の飾り棚に並べているのは、おしゃれのアクセントとして使うだてメガネ。カゴにまとめればおしゃれなインテリアの一部になります。

「ゴチャゴチャしないよう、カゴに2つ、白いケースに1つ入っています」

見た目のうるさいものはカゴに入れて目隠し収納

パッケージが派手な食品や日用品など、存在感や生活感が出やすいものは、カゴにざっくり入れるだけで手間なく片づいた印象になります。

●お菓子やラップのストックは冷蔵庫上のカゴにまとめる

お菓子やラップのストックは 冷蔵庫上のカゴにまとめる

スナック菓子やラップ、保存袋などは、カゴにまとめて冷蔵庫の上に。

カゴ2つ

それぞれ入れるカゴの形を分けて区別しています。

お菓子のカゴ

「お菓子は深めのカゴに入れ、パッケージが見えないよう布をかけると、食べすぎ防止にもなります」

●色が強いヘアバンドはバッグに入れて壁かけに

3人分のヘアバンドは バッグに入れて壁かけに

子どもたちも幸栄さんも、よく使うヘアバンド。

「手前の口が広くて出し入れしやすいカゴを選びました」

●ゴチャつく鍵類は小さめのフタつきカゴにイン

小さめのカゴ

自宅の鍵や子どもの自転車の鍵、学校用の保護者カードなどは、カゴにまとめて玄関の靴箱の上のすみに。

鍵類をイン

「フタつきなので見た目もうるさくなく、じゃまにならない小さいサイズも気に入っています」

●二女の衣類はフタつきカゴに収納し、選びやすく

子ども部屋

子ども部屋のクローゼットには、長女の服を収納。二女の衣類はフタつきカゴに収納しています。

子ども服

「二女は低い場所に出ている方が使いやすいみたいで。2つのカゴにオンシーズンのトップスとボトムを分けて入れて、毎日自分で選んでいます」

【幸栄さん】

モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、2010年から卵とバターを使わないパン教室、「toiro」を始める。著書に『「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本(生活シリーズ)

』(主婦と生活社刊)などがある