主婦業のかたわらエッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。

家で過ごす時間にストレスを持ち込まないために

コロナウイルスが落ち着くまでの間、家で過ごす時間は、これからも長引きそうです。
だからこそ、することを減らし、少しでも気持ちをラクにして日々を過ごしていきたいものです。

●翌日も遊ぶ場所・部屋や区画は片づけない

パズル
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常に完璧にきれいにしておきたい、という気持ちは今だけお休み。片づけてもまた明日遊ぶ場所、同じものを出すところは、あきらめてもいいですよね。

片づけなくてもOKにしませんか。お子さんを叱る回数も減るかもしれません。

今は、すてきであることよりも、ラクに暮らす…を目的に。

ただ、小さくて失くしたくないもの(オモチャのピースなど)だけは、家族のトラブルのもとになるので、目に見える袋に入れる、わかりやすい場所に置くなど、ひと工夫する必要があるのかもしれません。

●食事のバランスを考えすぎない

パスタ

食事のバランスは、食事ごとに細かく考えるのではなく、3日ごと、5日ごと、1週間ごとなど、ざっくりした〇〇ごと(ここは家族によって違っていいですよね)という単位で考えてもいいと思うのです。

書き出してみると、わが家は5日ごとでした。

①炭水化物をたっぷりとる日

②野菜を多めにとる日

③つまみがメインの日

④タンパク質メインの日

⑤ものたりない(言い方を変えればヘルシー)な日

「たくさん食べる=幸せ」「満腹=健康」とは言えないと思うのです。

大変なときには、家族みんなで乗り越えることも必要ですし、不足を感じることも、子育てに有効だと、私は経験上感じています。

もちろん、親から子への丁寧な説明も必要でしょう。

●食事は単品・簡単でいい

家焼肉

単品OK。簡単OK。わが家は山盛りサラダと食パン、以上!! とか、焼いたお肉と買ってきた漬物だけという日もありますが、家族は「充分です」「おいしいです」と(笑)。

文句を言えない雰囲気を、私がつくっていたりして…。

●今までのルールを当てはめすぎない

こういうときだからこそ、体や心の健康のためにも、規則正しく暮らすことや、いつもどおり暮らすことの必要性はあるのでしょう。
でも、「しなくちゃ!!」がいっぱいでイライラしては意味がないですよね。

わが家は、なにも用事がない日は一日パジャマで過ごしていても問題ないですし、コロナ疲れを感じる時期も時間も人それぞれです。昼寝も、夜更かしも、午前中いっぱい眠るのもOK。今はしょうがないです。
体と心の負担を減らすことに重点を置いています。

●夜に考えない

夜

ときどき家族も不安を口にすることがありますが、私が伝えるのは、夜にマイナスな情報を集めすぎない(ネットの見過ぎに注意・楽しいものを選ぶ)ことと、夜に考えないこと。

好きな音楽を聴いてもいいし、お友だちと電話で話してもいい。シンプルに「あ~、お風呂って気持ちいい」「布団最高!」と口にだし、深呼吸をしてとにかく寝る。

考えるのは朝になってからにしましょうと伝えます。

太陽の下、疲れの取れたスッキリした頭で考えた方がいいアイデアが浮かびますし、作業をするのもはかどるはずです。

お花

最近、うちの夫婦は毎朝「今日もお互いがんばりましょう」「元気で過ごしましょう」と声をかけ合っています。

相手にかけているようで、実際は自分にかけているのかもしれませんが、「そうだね、がんばろう。元気で過ごそう」と思うことができています。

【若松美穂(わかまつみほ)】

お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と娘2人、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「

“いま”と“みらい”のへや

」にて最新情報を更新中