料理、掃除、洗濯…。言葉にするとひと言ですが、そのなかにはたくさんの「名もなき家事」がひそんでいます。やっても気づかれないし、感謝されない! 大変なのに、わかってもらえない! など、イライラ、モヤモヤしがちな「名もなき家事」の解決法を考えました。
すべての画像を見る(全8枚)名もなき家事には先手必勝!職場復帰前に家事を見直し
4歳と2歳の子育てをしながら、フルタイムで仕事をするはなさん(37歳)。育児休業中に、「これは復帰したら回らなくなる」と思い、家事のやり方を見直したそうです。
「名もなき家事を減らすため、家事の一部を思いきってやめたり、考えなくてもいいようにルーティンを決めたり…。共働きなので、夫との家事シェアも重要です」とはなさん。家のことと仕事を両立するため、やめたことを教えてもらいました。
●やめたこと1「毎日献立を考える」
献立を毎日考える手間を省くため、1週間×5パターンの献立をつくり、ローテーション。
「つくり慣れているものなら手早く完成。買い物も、決まったものだけでいいので悩みません」
手帳にメモした5週間分の献立(A~E)を、週末に黒板に書き写します。より簡単なレシピがあれば変更することも。
全レシピが書かれたファイル。A週、B週…とインデックスをつけ、夫も使いやすいようにしています。
「私の帰りが遅くなるときは、途中まで夫につくってもらうこともあります」
●やめたこと2「生ゴミの冷凍」
生ゴミの始末は、地味に面倒な家事のひとつ。
「におい対策で、以前は冷凍していましたが、冷凍庫がパンパンに。島産業の生ゴミ乾燥機を使えば、そのまま捨てられてラクチンです」
●やめたこと3「ゴミ袋を専用ケースに入れる」
以前はゴミ袋を100円の専用ケースに移し替えていたはなさん。
「外袋から出してトレーに入れるだけの方が、簡単で使いやすいと気がついて変更しました」
●やめたこと4「ソープ類の詰め替え」
ソープ類は、詰め替え用パックに直接口とフックをつけられる、三輝の「詰め替えそのまま」を活用。
「毎回ボトルに詰め替える手間がなくなりました。フックでつるせるので、ボトル裏がヌメったりもしません」
●やめたこと5「色ごとに服を仕分ける」
洗濯機にマグネットフックをつけ、カゴを引っかけ。
「以前は白い服、黒い服、その他で洗濯カゴを分け、それぞれ別のネットに入れていたのですが、家族はわかりにくかったみたいで…。洗濯ネットに入れるもの以外、各自ここに放り込むことにしました」
エッセ読者の90%が家事の7割以上を負担
ESSE3月号の特集「名もなき家事問題、解決します!」では、ESSE読者300名に家事に関するアンケートを実施。
「家事の何割を自分が負担している?」という質問に対し、9割と答えた読者が37%、8割…26%、7割…16%、10割…9%という結果になりました。
また、「家事の負担について、どう思っている?」という質問には、42%が「もっと夫にやってほしい」、30%が「もっと子どもにやってほしい」、25%が「現状のままでいい」、3%が「もっと自分がやりたい」と回答。
「家族に声をかけているけど、なかなかやってくれない」というコメントが多く寄せられています。
そんな読者の声を受け、
ESSE3月号では家事をラクにするグッズや、家事をしない夫との向き合い方を提案。『夫が知らない家事リスト』著者の野々村友紀子さんのインタビューなども掲載しています。ぜひチェックしてみてください。