自分の黒歴史を赤裸々に描いた漫画を、インスタグラムで発表している大盛のぞみさん。2人の子どもを育てる母でもある彼女が、“ほっこり下品”な、ゆるい子育て漫画をお送りします。
同居中、いちばん助かったのは、義母に子どもを預けられたこと。とはいえのぞみさんの義母は、一筋縄ではいくわけもなく…。
子どもを預けて出てきたのに…「孫が泣いて可哀想」と義母が歯医者に突撃
すべての画像を見る(全4枚)同居中、いちばん助かったことはといえば、やはり義母に子どもの世話を手助けをしてもらったこと。
だけど、それも単純にありがたいーー♡というだけの話ではなかったのだ!
たとえば、かかりつけの歯医者までは車で往復20分。
治療は30分で、家を出たらだいたい1時間はかかる。
授乳して寝かしつけて万全! という体制で預けても、1時間の間に目を覚ましたり私を恋しがったりで娘が泣き始めると、診察中の我々のところまで来て、「孫が泣いとって可哀想じゃけえ嫁の治療を早く終わらせてつかぁさい!」と突撃されたことが何度も。
さすがに2度目に治療を断念しようかと思ったけれども、優しい歯医者さんのご厚意で、短い時間で何度も治療を分けてもらって、無事に治すことができました。
じつの母親だったら「もう! 1時間くらい見といてや!!」とか気軽に言えるのに、義母となると「本当にごめんなさい。今すぐ帰ります」となるつらさ。
治療中の虫歯をへし折りたい気持ちになるほどでしたよ!
ファミサポを頼むにも、その都度下山してこれまた往復40分ほど時間をかけてお願いせねばならない山奥に住んでいたので、義母の機嫌を損ねるということに当時は細心の注意を払っていたものだったなあ。
ありがたいな、という気持ちとしんどかったな、という気持ちはコインの裏表と同じで、どちらか1個の感情にはなかなかならない同居だったけど、この同居のおかげでさらに義母は孫たちを心底愛してくれるようになりました。
私から見たら子どもたちの欠点だよなあ、直さなきゃな、と思うようなところも、「これでええが! 生きとるだけでかわいらしいが!」と言ってもらえる。それだけで気持ちがラクになることが何度もあった。
当時を思い返すと、懐かしさと感謝と、私がんばってたよな、という感情で涙がポロリンしそうになります。
【大盛のぞみ】
Instagramに
@imoootjya名義で投稿した“ほっこり下品”な手描き漫画が、今いちばんポップな闇漫画として大きな反響を呼ぶ。フォロワー数は約10万人超。2児の母。著書に『
のぞみ33歳。だだ漏れ日記』(扶桑社刊)がある