たたんだり、干したり、色柄物の分別をしたり…と、洗濯は家事のなかでも手間のかかる作業。とくに寒さが厳しい時季は、少しでも時短で終わらせたいものです。
そこで参考にしたいのが、整理収納アドバイザーEmiさんの洗濯の段取り術。フルタイムで働きながら、双子の子育てをする多忙なEmiさんが実践する、効率よい洗濯の進め方を教えてもらいました。

出勤前の洗濯を習慣に。時間に余裕がうまれ、暮らしがスムーズに!

就寝時間が早いこともあり、洗濯物をたたんだり洗濯機を回すのは朝に。その結果、暮らしのなかに余裕が生まれたのだそう。Emiさんが朝にする洗濯の作業をご紹介します。

●朝いちで服をたたみ、子どもの洗濯物は自分でしまってもらう

服を畳む子ども
子ども服は子どもたちが自らたたんでしまうのがルール
すべての画像を見る(全7枚)

前日に洗濯から乾燥まで予約した洗濯物を取り出すのが、Emiさんの朝いちの仕事です。子どもの服は、子どもたちが自分でたたんで引き出しにしまうルールに。色違いのカゴに入れ、リビングのラグの上に出しておきます。たたむタイミングは、自主性にまかせているのだそう。

「まとめて一気にたたむと大人でもイヤになるもの。小さなカゴに入った分だけなので、苦にならず続けられるようです」

●乾燥機NGの衣類を週2回、朝にまとめて洗濯

乾燥機NGとOKの衣服を分けて洗濯カゴに入れる

乾燥機にかけられない衣類の洗濯は週に2回と決めています。カゴの位置を左右で定番化しているので、ラベルも不要です。

「乾燥機OK用とNG用、2つの洗濯カゴを用意。家族が服を脱いだときに仕分けてくれるので、私はカゴの中身を洗濯機に移すだけ(笑)」

●洗濯機上で洗濯物をハンガーにかけ、人別に干す

洗濯機上で洗濯物をハンガーにかける女性

朝食の用意や身支度などをしているうちに、乾燥機NGの服の洗濯が完了。洗濯機から取り出してハンガーにかけ、洗濯機上に設置したポールに人別につるします。

「ハンガーごとつかんでベランダへ。一度仕分けているので、物干しにサッとかけるだけで完了!」

大人用と子ども用のハンガー
洗濯用と収納用は同じハンガーに。

衣類とハンガーは同数しか持ちません。大人用(左)と子ども用(右)に分け、同じ種類で統一し、そのままクローゼットでも使います。

人別に分けて干す

干すときは、夫、自分、長男、長女と、人別に分けておくのがポイント。ハンガーの向きもそろえて、取り込みやすくしておきます。

「クローゼットにしまうとき、機械的に手を動かせばいいので、断然ラクなんです」

帰宅後は洗濯物を取り込むだけ。クローゼットに戻すのもラクちん!

出勤前に手間がかかることはすべて終えているので、帰宅後は洗濯物を取り込んでしまうだけ。スピーディーに終わる工夫がしてあるから時短でき、余裕のある夜を過ごせます。

●洗濯物を取り込んでハンガーのままクローゼットにしまう

洗濯物を取り込む女性

帰宅後はまず洗濯物を取り込むのが習慣。ハンガーごとつかんでクローゼットに戻す一連の流れができ上がっているので、体が自然に動きます。

「どこかに置くとしまうのがおっくうになるので、取り込んだら即しまうことにしています」

洗濯物をクローゼットにかける女性

人別に干してあるのでスピーディーにしまえます。

●朝、乾燥まで終わるように洗濯機をセットしておく

乾燥機OKのカゴから洗濯槽に移し替えて、毎晩セットするのを日課にしているそう。
「私が出張などで留守にしているときは子どもたちにバトンタッチ。手順に合わせてボタンのところに番号をふっているので、安心してまかせられます」

こちらもチェック!もう洗濯物がたまらない!におわない!殿堂入り洗濯テクまとめ