流行のドリンクを生み出す本場、アメリカで、一大ブームとなっているのが抹茶。カフェでもスーパーでも売られているといいます。
シアトル在住のライター・Norikoさんに、どのように受け入れられているのかリポートしてもらいました。
アメリカで2019年に流行したドリンク、それは「抹茶」!
●アメリカでのトレンドは、もうタピオカじゃない
日本で大流行となり、「タピる」という新ワードまで飛び出したタピオカドリンクは、アメリカではすでに定番。「ボバティー」と呼ばれ、中国系、台湾系移民はもちろん、多くのアメリカ人に親しまれています。
アメリカで今いちばんはやっているドリンクといえば、やはり「抹茶」でしょう。
数年前からニューヨークを皮切りにじわじわ来ていたのは感じていましたが、2019年はアメリカ全土にブームが広がった様子。「コーヒーはもう古い」「抹茶はヘルシーで、健康になれるスーパーフード」と、流行に敏感で健康志向が強いアメリカ都市圏を中心に、コーヒー代わりのカフェイン飲料として手にする人が急増しています。
●カフェでもスーパーマーケットでも抹茶!
日本でも「シアトル系コーヒー」として知られるコーヒーの街、ここシアトルでも最近、当たり前のようにカフェで見かけるようになったのが「抹茶ラテ」です。
そう、コーヒーのラテのように、抹茶とミルクをミックスしたドリンク。かわいいラテアートが抹茶のグリーンに映えます。確かに、これは写真に撮ってSNSにアップしたくなるかも?
シアトルには抹茶専門カフェも続々登場。日本からナナズグリーンティーも進出しています。抹茶ラテはもちろん、抹茶を使ったスイーツがアメリカ人に大人気です。
スーパーマーケットでも抹茶をよく見かけるようになりました。手軽なティーバッグのほか、粉の抹茶もちゃんと置いてあります。料理やスイーツづくりにも使われているようです。缶入りの抹茶ドリンクもめずらしくなくなりましたね。
あとは、ミルクに溶かすタイプの抹茶ラテのミックス粉というものまであります。スゴい!
●紅茶のミルクティーならぬミルク抹茶はいかが?
日本にいた頃、抹茶にハマったことがあり、茶せんや茶杓、茶碗ももっていました。アメリカに来てからは、ミルク入りの抹茶を味わう機会が増え、むしろストレートで飲む方が少なくなったかもしれません。
粉の抹茶は高価なものが多いと思いますが、抹茶入り緑茶のティーバッグでミルク抹茶にすれば、家庭でも手軽に楽しめます。考えてみれば、紅茶にミルクを入れてミルクティーにして飲むのと、そんなに違いはないですよね。砂糖はお好みで、入れても入れなくてもOK!
抹茶とミルクのすてきな出合いを、ぜひ楽しんでみてくださいね。
【Noriko】
アメリカ・シアトル在住で現地の日系タウン誌編集長。フリーランス・エディター/ライターとしても、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『
アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~』(海外書き人クラブ刊)、共著書に
『ビックリ!!世界の小学生』(角川つばさ文庫)