朝の出勤前やランチタイムに、ついつい買いたくなるカフェオレ。最近、コンビニやスーパーの棚を見ると、牛乳をたっぷり使ったミルクリッチな商品が増えています。
今回はお店で100円台から購入できる、牛乳が贅沢に使われているカフェオレ4種類をピックアップ。実際に飲み比べをして材料や製法、味のこだわりを調べてみました。試してくれたのは、食に造詣が深いライターの朝岡真梨さんです。
こだわりは牛乳にアリ!コンビニやスーパーの人気カフェオレ徹底比較
すべての画像を見る(全7枚)今回用意した商品はこの4つ。
・パン好きのカフェオレ(158円)
・白バラコーヒー(99円)
・よつ葉ミルクコーヒー(104円)
・高千穂牧場カフェ・オ・レ(154円)
どの商品も100円台で購入できるリーズナブルなカフェオレです。この価格帯のコーヒー牛乳は、200mlの紙パックのものが多かったのに対し、「高千穂牧場カフェ・オ・レ」は220mlと量が多めで、プラスチックボトルに入っていました。
●どのくらいミルクリッチなのか比較してみた
それぞれのパッケージに明記されている数字は以下の通りです。
・パン好きのカフェオレ 生乳94%使用
・白バラコーヒー 生乳70%使用
・よつ葉ミルクコーヒー 生乳50%使用
・高千穂牧場カフェ・オ・レ 牛乳75%使用
透明なグラスに注いで、色を比べてみました。
一番左の「パン好きのカフェオレ」は、北海道の生乳を94%使用していて、今回の商品のなかでは、ミルクの比率が最も高いです。2番目にミルクが多めだった商品は、「高千穂牧場カフェ・オ・レ」。こちらは唯一、生乳ではなく、牛乳を使用していたのもポイントです。
【Check!生乳と牛乳の違いって!?】
「生乳」とは搾取したままの牛の乳のこと。加熱・殺菌処理などを加えて飲める状態に整え、水一滴すら加えていないものを「牛乳」と呼びます。
「白バラコーヒー」と「よつ葉ミルクコーヒー」は、どちらかというと茶色みが強く、ミルクの量は多いものの、見た目には昔ながらのコーヒー牛乳といった印象でした。
牛乳とコーヒーの個性がキラリと光る!実際に飲んだらこんなに違った
実際に4つカフェオレを飲み比べしてみた感想もご紹介します。
●バターの風味を引き立てる!「パン好きのカフェオレ」
グアテマラ産のコーヒー豆を使用している「パン好きのカフェオレ」は、やわらかい口当たりなのにコクはしっかりしていて、パンの香ばしさを消すことなく味わえます。飲んでみて、改めてその商品名にも納得。
ピュアナチュール製法という生乳加熱時の温度と時間を丁寧に調整しているのも特徴。後味がスッキリしているので、バターを塗ったトーストやクロワッサンなどのパンとの相性も抜群でした。
●豊かな甘さにしびれる!伝説の「白バラコーヒー」
鳥取県民のソウルドリンク! 白バラ牛乳の会社がつくっているコーヒー牛乳です。今回ご紹介する4つのなかでは、甘みを最も強めに感じますが、カラメルや香料も使っておらず、ミルクそのものの自然な甘さとおいしさがギュっと濃縮されているかのような逸品でした。
以前は、鳥取へ行かないと飲めないイメージの「白バラコーヒー」でしたが、最近は都内のスーパーでも気軽に買えるようになって、ファンも急増中です。
●コーヒー好きにもおすすめしたい「よつ葉ミルクコーヒー」
北海道十勝産の生乳を50%使っている「よつ葉ミルクコーヒー」は、ほかの商品と比較すると甘さが控えめで、コーヒーの苦みやうま味をしっかり感じることができるカフェオレでした。
地球の環境保護や人々の持続可能な生活を確保することを使命としているレインフォレスト・アライアンス認証農園産のコーヒー豆を使用しているところも注目です。
●ごくごく飲みたくなる!「高千穂牧場カフェ・オ・レ」
ストローではなくスクリュータイプのフタがついたボトルで直飲みする「高千穂牧場カフェ・オ・レ」は、新幹線などの移動時にもよさそう。あけたときに、ふわっと漂うミルクの香りはたまりません。牛乳のうま味とコクが強く、このまま単体でゴクゴク飲みたい商品でした。
100円台から買えるミルクリッチなカフェオレは、牛乳やコーヒー、製法にまでこだわっている逸品ぞろいでした。ぜひコンビニやスーパーで見かけたときには、気になる牛乳やコーヒーの産地などもチェックしてみてくださいね。