まだまだ暑いですが、秋物のファッションの計画を立て始める時季。
年齢とともに似合う服がわからなくなり、なにを買えばいいかわからない…という悩みを多く聞きます。
ここではセレクトショップを営み、ファッションに関する著書もある板倉直子さんに、自身の経験を踏まえた「大人が似合う服」を指南してもらいました。
着心地とおしゃれを両立する、シックで大人っぽい装い。素材選びが大切なポイントに。
すべての画像を見る(全3枚)若いころからおしゃれが大好きで、島根・松江市で人気のセレクトショップを30年営む板倉直子さん。
50代になり、自身の体の変化を感じると同時に、お客さんからも「今までの服が似合わなくなった」と相談を受けることが増えてきたそうです。
「お腹まわりが気になってパンツがはけない」「年齢とともに肌のツヤ感が失われて、似合うものが減ってきた」という声に、板倉さんは「“今”に合う装いが大切」とアドバイスします。
「顔色を明るく見せたいけれど、色物の服だとなんだか落ち着かないし、着回しが難しく感じます。いつものシックな色でも、生地に光沢感があると顔映りが大きく変わります」
シルクや上質なコーデュロイ、カシミアなど、ツヤのある素材を選ぶと、顔色が明るく見えるそう。
ここでは板倉さんが実践している、素材選びの3つのコツを教わりました。
●シルクコットン素材を選ぶ
冒頭の写真で着ているワンピースは、シルク30%の上品なツヤと透け感があり、しっとりとした肌触りも魅力的。
「水洗いができるので、家でのお手入れも簡単です」
山ぶどうのカゴバッグはお義母さまから譲られたもの。
●カシミア入りコートが肌を美しく見せる
カシミアが15%入った生地には上品なツヤ感が。細身のシルエットは体のラインを美しく見せてくれます。
「冬に毎日着るコートは、羽織るだけで気分がよくなるものがいいですよね」
袖口にシャツを見せて軽やかに。
●ゆったりシャツ+ワイドパンツで大人の白
全身白のスタイルは、顔映りがよく板倉さんも得意。
「でも、真っ白のコーディネートは特別感が出てしまいがち。洗いざらしのシャツを選んで、ほどよくカジュアルに」
ドロップショルダーのシャツはインにするのがコツ。
雑誌
『天然生活』10月号の特集「年間クローゼット計画」では、板倉さんをはじめ、大人のおしゃれ上手さんたちの着こなしルールを多数紹介しています。こちらもぜひチェックを。