梅雨明けし、いよいよ夏! 海に川、プール、そしておうちプールを楽しむ方が多いのではないでしょうか。
子どもと楽しむ夏の思い出を、たくさん写真に残したいものですね。
「水辺ならではの写真や、水辺フォトをより魅力的に撮るには“連写”です」と語るのは、写真教室を主宰する西村りつ子さん。
上手な連写テクニックを教えてもらいました。
水辺で撮影するコツ。連写を上手に使おう
●連写なら表情もポーズもこのとおり
子どものいい表情や、動いているところを撮るには、連写が必須です。
連写1
連写2
連写3
一眼レフやミラーレス機は、連写のスピードを選択できる機種もあります。そのときは高速連写を選んで下さい。
こちらは、先ほどの連写写真を切り抜いたものです。
水遊びならではの、しぶきもこのとおり! しぶきから見え隠れしている、楽しい表情も逃しません。
海で浮き輪を使って遊ぶシーンにも。
目いっぱい楽しんでいる様子はもちろん
動きがある写真もばっちり。
格好いい瞬間も残せます。
●海水浴、川遊びならいろんな角度から撮ってみて!
海や川で写真を撮るとき、同じ場所から撮り続けていませんか?
周りの風景と一緒に、子どもたちをさまざまな角度から撮ると、雰囲気の異なる写真が残せますよ。
まずは、正面から海を捉える場合、水平線を真っすぐに撮ることが大切なポイント。安定感のある写真になります。
また、空と海を一緒に写すと、青のグラデーションがとてもキレイに写ります。
ここでワンポイントテクニック! ホワイトバランスを青寄りにすると、さらに青が際立って印象的な1枚になりますよ。
次はサイドから。
海岸のゆるやかなカーブが、写真に奥行きやなめらかさをプラスしてくれます。
海岸のどの辺りまで撮るのか、子どもだけではなく、風景もチェックしながら撮りましょう。その気配りが、いつもと一味違う写真に繋がります。
続いて水の中から。
スマホなら、スマホを入れて入水できる防水グッズもあります。水の中からいつもと違う目線で撮るのも、雰囲気が異なる写真が撮れるので、おすすめですよ。
こちらのフォトは、カメラを足元に近い場所でかまえています。
普段この角度から撮ることはあまりないのではと思います。このように、遊んでいる表情を入れつつ、砂浜もぐっと写り込ませることで、臨場感を感じる写真になります。
スマホなら撮りやすい角度だと思いますし、カメラでもライブビュー撮影をし、モニターの角度を調整することで撮りやすくなりますよ。
●意外とおすすめ!足元フォト
足元だけを撮る、足元フォト。
子どもならではのかわいい足を、キラキラ揺らめく波や光とともに撮ると、それもまた印象深い思い出の写真になるのではないでしょうか。
黄色の背景の写真は、わが家の子どもが幼いときの写真ですが、3人きょうだいのだれの足か、不思議と覚えています。そのときの水遊びの状況も、あれこれと思い出し、わが家では大切な宝物のような写真です。
ぜひこの夏、たくさん子どもの写真を撮ってあげてくださいね。