梅雨が明けたら、外でご飯を食べたり、飲んだりして過ごすのが楽しい季節になります。
「バーベキューやグランピングなどのお供には、“ルガーナ”という白ワインがおすすめです!」と教えてくれたのはソムリエの福村真弓さん。詳しく伺いました。
この夏飲むべき白ワイン「ルガーナ」を徹底解説!
すべての画像を見る(全5枚)今、注目の白ワイン、ルガーナをご存知でしょうか?
フルーティで辛口の白ワインで、イタリア国内でもすぐに完売してしまうほどの人気です。
この夏はキリ
ッと冷やしたルガーナを楽しんでみましょう。
●ソムリエおすすめの1本は「ルガーナ マンドーラ レ・モレッテ」
【香り】
グレープフルーツやシチリアレモン、オレンジピールの柑橘の香りが立ち上ってきます。和の柑橘のハッサクやサンボウカンのような香りも感じられ、香りだけで楽しい気分になれます。
【味わい】
味わいはドライで、柑橘系の爽やかなフレーバーが広がります。フルーティでレモンピールの様な心地よい余韻が残ります。
【飲むシチュエーションと合わせる料理】
ガルダ湖湖畔で飲むのはもちろん最高ですが、しっかり冷やしてバーベキューやグランピングなどのアウトドアで楽しみたいワインです。
柑橘系の香りがしっかり感じられるので、豚のスペアリブにしっかりレモンを絞ったものや、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘のサラダに合わせてお楽しみください。
・ルガーナ マンドーラ レ・モレッテ 輸入元:パシフィック洋行 希望小売価格:2600円(税別)
●イタリアきっての景勝地・ルガーナで生まれた、世界中のツーリストを魅了しているワイン
さて、ここでルガーナの生産地についての豆知識をまとめます。ルガーナは、イタリアで最も大きいガルダ湖の南に位置しています。
ガルダ湖の東側にはヴェネツィアが州都のヴェネト州、西側にはミラノが州都のロンバルディア州と2州にまたがるワインの産地です。
イタリアの主要都市からのアクセスがよく、ドイツのミュンヘンからヴェネト州のヴェローナまでは直行の列車があり、ガルダ湖周辺はとくにドイツ人に人気の観光地です。
風光明媚なガルダ湖はイタリア屈指の湖のリゾート地で、この地方で世界中から訪れる観光客にレストランでサーブされる白ワインがルガーナです。
●ドイツなど、世界市場にも大変な数量が輸出されています
ルガーナに訪れたドイツ人がワイナリーにて直接ワインを購入する「セラードア」でワインを購入して持ち帰り、ドイツでルガーナが人気を博しました。
常にセラードアでの販売が生産量の半分近くを占めていましたが、現在はルガーナワイン協会によるアメリアへのプロモーションが功を奏し、輸出が増えています。現在は総生産量の75%が輸出されています。
ルガーナは今、イタリアで最も注目を集めている産地のひとつです。
●合わせたワイングラスは「ザ・ジャンシス・ロビンソン ワイングラス」
今回使用したグラスは「ザ・ジャンシス・ロビンソン ワイングラス」。つくったのは、ワイン業界において最も影響力のある
マスター・オブ・ワインの一人、ジャンシス・ロビンソンさんです。
スパークリング、白、赤のどんなタイプも楽しめるデザインなので、自分用にも、贈答用にもおすすめ。
・ザ・ジャンシス・ロビンソン ワイングラス 輸入元:モトックス 希望小売価格:6,500円(税別)
ぜひお気に入りのルガーナを探してみてくださいね。