なにかと注目されている「食育」。ぜひ子どもに学んでほしいことですが、家庭でできることには限りがあります。
そんななか、5月25日にhanami表参道で行われた「しょくいずアカデミー」が、親子で楽しめる食育イベントとして話題に。
ここではその模様をレポートします。
食育が楽しいイベントに!「しょくいずアカデミー」の模様をレポート
しょくいずアカデミーは、料理番組やグルメ番組、クイズ番組などの数々のテレビ番組制作ノウハウを活かした、親子で楽しめる新感覚食育イベント。
メインコンテンツは、テレビの美術スタッフが手がけた本格的なクイズ番組風セットで、子どもたちが食育クイズに答える「しょくいずアカデミー」です。
手がけているのは、ESSE onlineで「ノンストップ!Pの裏話」を連載している、プロデューサーの吾妻聖子さん。数々のテレビ料理番組を手がける傍らフードアドバイザーとしても活躍する“おしゃべり食育プロデューサー”でもあります。
「どの家庭もお母さんは忙しく、食育を家でやるのは難しいですよね。家庭では家族でご飯を『おいしいね』と言いながら食べることが、十分食育だと思うんです。お母さんにも、子どもたちにも、負担にならない楽しい食育ができないかと考えて、ならば食育は週末のエンターテインメントにしちゃえばいいのではと思い、このイベントを開催しました。食のことをこのイベントでゲーム感覚で学んで、食卓の会話のタネにしてもらえたら、うれしいです」と、吾妻さん。
司会の井上和香さんから「コンニャクはなにからできる?」「この野菜のなかで、つぼみはどれでしょう?」など食べ物にまつわるクイズが出題されると、子どもたちは早押しで回答。
正解をとると「やった!」とガッツポーズを取り、会場では拍手が起こるなど、大いに盛り上がりました。本格的なセットに座り、食育クイズの回答者となった子どもたちは、「テレビに出てる人みたいで楽しかった」と大興奮。
井上さんも「楽しみながら食育できるすてきなイベントでした。子どものためにと思っていましたが、大人もいろいろ学ばせていただきました」とコメントしていました。
●しょくいずアカデミーのイベントの様子
メインのクイズ以外にも、さまざまな催しが開催されました。
いろいろな食物の種を学べる「このタネなんダネ?」。
食べ物をモチーフにした100個のハンコのなかから、お好みのはんこをエコバッグに押すワークショップ「とみこはんの 消しゴムはんこde食育」。
生野菜を使ってアート体験ができる「やさいdeアート」。自由な発想で楽しめます。
「おだし道場」では、なんと予約の取れない超人気和食店「賛否両論」オーナーシェフ・笠原将弘さんがだしの取り方を実演。子どもたちも「おだしおいしかった!」「おかわりください!」と大好評でした。
第2回目は今年秋開催を目標としているとのこと。ぜひ続報をチェックしてみてはいかがでしょうか。