リッチな気分になれる朝食といえばフレンチトースト。あれこれ材料をそろえなければならないイメージがありませんか?
じつは市販のバニラアイスと料理酒だけで簡単につくれるそう。
ここではESSE onlineライターのひんやりさんが実際につくってレポートしてくれました。
冷凍庫のバニラアイスと料理酒で、フレンチトーストが完成
「卵や牛乳を混ぜたりして手間がかかりそう、洗い物もたくさん出そう」という理由で、今までフレンチトーストを自分でつくったことがありませんでした。
でもバニラアイスでできると聞いて、がぜんやる気が!
バニラアイスにはフレンチトーストに必要な卵、砂糖、牛乳などの材料が含まれており、さらに料理酒をプラスすることで、パンにバニラアイスが吸収されやすくなるそうです。
ポイントは、加塩タイプの料理酒は加塩タイプを使うこと。塩味が甘さを引き立ててくれます。
【材料】
・市販のカップバニラアイス(200ml 室温において溶かす) 1個
・料理酒(加塩タイプ) 大さじ3
・バゲット(2~3cm程度の斜め切り) 4~6切れ
【つくり方】
(1) バットに料理酒と溶けたバニラアイスを混ぜ合わせ、浸し液をつくります。
(2) (1)の浸し液にバゲットを入れ、途中裏返しながら浸し液がなくなるまで浸します。
(3) フライパンにオリーブオイルまたはバターを入れ、焼き色がつくまで両面中火で焼きます。
※アルコールが気になる場合は、料理酒を沸騰させてアルコールを飛ばしてから加えてください
今の時季だと、バニラアイスは冷凍庫から出して1時間くらいで、マックシェイクくらいのゆるさに溶けました。
またわが家にはバットがないので、深めのお皿を使って液に浸しました。
食べてみるとふわっと優しく、コクのある味! お店のものより甘さ控えめに感じたので、お好みでバニラアイスをさらにトッピングしたり、フルーツや生クリームを乗せてもいいと思います。
料理酒の味が主張するのでは? と心配していましたが、火をとおすと気にならなくなりました。
全部で6切れつくったのですが、ほぼすべて1人で平らげてしまったほどおいしかったです。素朴な甘さとバゲットのやわらかな食感のおかげで、日頃の疲れがほぐれるようでした。
カフェで注文すると、ドリンクセットで1000円前後かかってしまうことが多いですが、これなら数百円でたくさんつくれるのも魅力。家族のおやつとしてもいいかもしれません。
<レシピ監修/青木敦子 撮影・文/ひんやり>