多肉植物やエアプランツなど、グリーンをふんだんに取り入れたインテリアが今、人気です。インテリアショップなどでおしゃれにディスプレーされているのを見ると、簡単に自分でもマネできると思いがちですが、いざ自宅に飾ろうとするとなかなかうまくいかないもの。

「まずは大きな植物ではなく、小ぶりのものを手に入れてみては」と教えてくれたのは、グリーン&フラワースタイリストのさとうゆみこさん。さとうさんに、グリーンをすてきに飾るコツを教わりました。

飾り方を工夫しながら育てる楽しさも味わって

さとうさんがインテリアグリーンにおすすめするのは、大きな植物ではなく、小ぶりのもの。

「雑貨と違い、光や風が必要なので、こまめに場所を移動させて日光を当てることも必要。小さいものなら動かしやすく、花器を変えるのも手軽。手入れもディスプレーもしやすいんです」

飾り方を決めるときは、どこから見ると植物がきれいに見えるかを見極めつつ、リズムをつけて。

「いくつかまとめたり、高低差をつけたり、イスや棚にのせたり…。グリーンとコミュニケーションを取りながら、自分の家に合う飾り方を探してみてください」

●小さいものは種類ごとにケースやトレーにまとめて

小さいグリーン
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小さいグリーンは個々に受け皿を使わず、トレーやケースにまとめて存在感をアップ。ひとつのオブジェのようになります。

アルミケース

「この白いアルミケースは、給食の配食ケースだったもの。まとめると移動しやすく、便利です」

●売られているときに入っている黒いポットをそのまま活用

黒いポットをそのまま活用

おしゃれに飾るにはちゃんとした鉢植えが必要な気がしますが、あえて植え替えせずにリラックス感を演出するのも、さとうさん流。すべてのグリーンを植木鉢に入れるよりもインテリアの窮屈感が薄れ、抜け感も演出。白よりも黒のポットの方が違和感なくきまります。

黒いポットをそのまま活用

「苗ポットは軽いので、水やりや移動がラク。鉢カバーを変えるときもスッと持ち上げるだけで簡単です」

●エアプランツは2、3個を小皿にまとめて

エアプランツ

土が不要のエアプランツは、自由な飾り方が楽しめるグリーン。手もちの小皿にまとめれば、オブジェのようなアクセントが生まれます。

ひとつではなく、2、3個をまとめるのがおしゃれ。「コロンと置くだけでいい雰囲気です」