こんにちは。若松美穂です。主婦業のかたわらエッセイストなどもやりつつ、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫を提案しています。テーブルまわりを中心に、生活のなかの小さな発見をつづっていけたらと思っています。
外食を家ご飯のメニューに役立てて、食卓のバリエーションを豊かに
わが家はみんなおいしいものが大好きで、食べ物の話が多い家族かもしれません。家族で外食にも行きます。
外食は家でつくれないからこそのよさもありますし、「これは家でもできそう」とか、「この食材、こんな使い方もあるのね」などを発見するのも、また楽しいもの。
夏の終わり、あるお店で外食をしました。私が頼んだのは、シーフードリゾット。
いただいてびっくり。なんとゴーヤ入りでした。苦みと歯ごたえが、案外いいアクセントになっていて、悪くありません。
いただいたゴーヤがあったので、夏野菜とシーフードを使ってマネしてみました。
もう一点、外食時に気づいたことがありました。お店でご飯の量を「普通で」とお願いしたのですが、リゾットのように汁物に入ったご飯は膨らんでしまうので、最後まで食べきるのがなかなかつらかったのです。
だからといって、家ではご飯が少ないと、おなかがすくのも早くなってしまいます。
そこで、わが家はブイヤベースをつくっておいて、食べる直前に1膳分、器にご飯を盛る。そこにブイヤベースをかけて、混ぜながらいただくという方法を取りました。
こうすれば、好みの量のご飯を楽しむことができます。家族にも「このやり方悪くないね」と、好評でした。
さらに、一緒に行った人の副菜についていた、ジューシーな油揚げ。ひと口分けていただいたら、白だしの味が。
とてもおいしかったので、マネしてみました。せっかくなので、家にある材料も追加することに。
油揚げは、お湯を丁寧に両面にかけ、絞ります。
シメジはサッと湯通し。山芋は、千切りに。
薄めた白だしに、それらを漬けるだけで簡単。
つくりおきの1品にも、お弁当のおかずにもなります。
わが家にはなかったメニューやつくり方のアイデアを、こんな感じで外食から取り入れている若松家です。
【若松美穂(わかまつみほ)】お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と、大学生、高校生の娘、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「
“いま”と“みらい”のへや」にて最新情報を更新中