小さな子どもがいると、毎日の食事づくりすらままならない、というのはよく聞く話。後追いが激しい子だと足元にまとわりつかれて危ないし、見えないところで遊ばせておくのも怖いもの。

そんな状況で、インスタの育児漫画が14万人超のフォロワーに愛読されているモチコさんが編み出したのは、「子どもと一緒に楽しめるサラダづくり」。1歳半の子どもが遊びながらお手伝いできて、食育にもなる…かもしれないというアイデアを教えてくれました。

サラダづくり
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遊びながらおかず1品ができて一石二鳥!子どもでもお手伝いできるサラダづくり

1歳半の長男・二太郎は、後追いとイタズラがすごい時期。彼は近くにだれかがいないと無理なタイプで、1人遊びはほとんどしません。私が台所仕事をするときにもついてきて、横で遊んでいます。

…え? どんな遊びをしているかって?

・乾燥カゴから乾いた食器を取ってシンクに落とす遊び(食器が濡れるー!)
・見えない高さの作業台を手で探って、触れたものをとにかくつかむ遊び(菜箸すら君には危ないー!)
・冷蔵庫前で「ぷーぷ! あーぷ!(飲料またはお菓子を要求)」とシャウトする遊び(おやつそないあげへんで)

本当危なっかしいし邪魔だしで大変!
…ということで、サラダづくりを手伝ってもらうことにしました。

●レタスをちぎってふきふき!1歳半のイタズラっ子が夢中に

まずはボウルに少し水をはって、レタスを少し中に入れます。そしてお手本。

レタスをちぎる

レタスのちぎり方を教えます。

そのままボウルごと渡し、その後はしばらく二太郎の方は見ません。

見てしまうと水をこぼしたやらちぎり方がおかしいやら食べてるやら気になってしまうので…もう見ない! 自分の作業に集中! 二太郎に渡した残りのレタスをちぎります。

そして自分の作業が終わったら、二太郎に渡したボウルの水を捨て、床の水をふいて床に落ちているレタスを回収(笑)。

そしてペーパータオルでレタスの水分を取ります。と言っても二太郎はまだ1枚1枚ふくことはできないので、丸めたペーパータオルをザルの中でくるくる回すだけ。

レタスの水分を取ってもらいます

洗う作業のときと同じくお手本を見せてからペーパータオルを渡し、レタスの水分を取ってもらいます。

●大人は、ボウルとザルでサラダを高速水きり!

ボウルとザルでサラダを高速水きり!

ちなみに自分の分は、ボウルとザルで水きり。

私はペーパータオルも専用の水きり機も使わず水をきっています。ボウルもザルも兼用できるので収納スペースは使わないし、ペーパータオルも使わずに水きりできるので節約!

しっかり水分を取りたいときはペーパータオルを使いますが、普段の家族のご飯ならこれで十分かと思います。

●キャベツやハム、ちぎって盛りつけて親子ともに大満足!

さて、このレタスと同じ要領で、キャベツやハムをちぎってもらったり、ミニトマトを洗ってもらったりします。
その間に私はゆで卵など、ほかの具材を準備。

そして全部できたら盛りつけ…なのですが、二太郎は洗う作業とふく作業だけが好きなようなので、盛りつけ担当は私。長女のイチコは確か2歳半くらいで盛りつけをしてくれていたので、もう少し大きくなってからかな。

盛りつけを楽しめる子なら、どんどんまかせてしまいましょう! 子どもが盛りつけたサラダ、家族もきっとよろこんでくれますよ。

子どもは遊んでほしがるけど、家事が進まない…というときは、こうやって少しずつお手伝いという遊びをさせています。
もちろん仕上がりはアレな感じですが、練習中なので仕方ないと割りきりましょう。そして「お手伝い」と思わず「遊び」だと思えば、多少ヘンテコな仕上がりでも「まあ楽しかったし、家事は進んだし、それでいいか!」と思えます。

サラダづくりはちぎるのが楽しく、どうやっても食べられるものになるので、おすすめです。
ただ、子どもに渡す食材は、生で食べられるものだけにしましょうね。シメジを割いてもらおうとしたら食べられそうになって、びっくりした経験ありです!

【今回かかった金額:材料費200円ほど】

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【モチコ】

4歳の娘、1歳の息子に日々ツッコミを入れながら生きている関西人主婦。インスタグラム

@mochicodiary

で子育てあるあるを発信し、フォロワー14万人超。著書に『

育児ってこんなに笑えるんや!

』(ぴあ刊)。ブログ「

かぞくばか

」も更新中