長い夏休みは、子どもに初めてひとりお出かけ&お留守番を体験させる絶好のチャンス。でも、なんだかんだで子どもひとりでは危険はつきもの…心配になってしまいますよね。
そこで、セコムIS研究所リスクマネジメントグループ主務研究員の舟生岳夫さんとAllAbout「アウトドア」ガイドの渡部郁子さんに、その心がまえと事前の準備について教えていただきました。

子どもひとりでは危険はつきもの
子どものお出かけや留守番で気をつけたいこと
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子どもにとって「はじめてのお出かけ&お留守番」。その前に確認するべきこと

●何歳になったら子どもをひとりでお出かけさせてもいい?

イラスト「自分で考えたよ!」
子どもが一日計画を書けるようになったら、ひとりでおでかけできる基準に

「家庭環境や子どもの性格はさまざまなので、“何歳になったらOK”というラインはありません。何歳だろうと、決めたルールを守れない子どもにひとりで行動させるのは危険。普段の生活において、言い聞かせたことをきちんと理解し守れているかどうかが見きわめるポイントになります」(舟生さん)

お出かけの場合、一日の計画を書かせてみるのもおすすめ。実行可能な計画を立てられるかが、ひとつの基準になります。

●お出かけ前の「約束」と「持ち物」のチェックを万全に!

「人前で財布を出さない」「この駅で親に連絡する」など約束は具体的に。

「持ち物は、使いこなせるならスマホを持たせてOK。早いようなら親の連絡先のメモを持たせ、困ったらお店の人などに見せるよう伝えて」(舟生さん)

●ひとりで留守番をさせるときのルールは「玄関をあけない」「電話に出ない」

「夏休みは、留守番中の子どもを狙った犯罪が発生しやすい時期。業者などのフリをしてドアをあけさせたり、電話で親の不在を確認したりするケースもあるので注意が必要です」(舟生さん)
玄関ドアはあけない、電話に出ないを基本ルールにしましょう。

イラスト「これで残りの夏もばっちりだね!」