洗面所はインテリアに凝りにくく、収納もたりなくて散らかりやすい場所。でも毎日使うからこそ、テンションの上がる快適な空間にしたおきたいものです。
そこで今回は、実際に洗面所の部屋づくりに困っているという読者のお宅を、収納・インテリアのプロが訪問し、直々に改善。少しの工夫で見た目がガラリと変わる、収納とインテリアの改造アイデアは必見です。
洗面所は白をベースに、素材や柄を絞って落ち着いた雰囲気に
今回、ルームスタイリスト・村上直子さんが訪れたのは2人を子育て中の読者Uさんのお宅。洗面所をすてきにしたいと、雑貨やカゴをあれこれ置いてみたものの、なんだか統一感がなく、生活感も出て困っているといいます。
そんなUさん宅の洗面所を見た村上さんは、「色数を絞ってメリハリをつければ、落ち着いた雰囲気になりますよ」とアドバイス。村上さんのシックな色使いや配置のワザで、Uさんが理想とする空間に改造していきます。
●洗面所は実用性を考慮し、白に絞る
[BEFORE] すべての画像を見る(全10枚)北欧やアジアン、ナチュラルテイストのアイテムが並んだ洗面所。柄や色に統一感がなくチグハグな雰囲気でした。マグネットではりつけたポストカードやカレンダーに村上さんからはNGが。理由は、「洗面所は水が飛んで汚れやすい場所なので、あれこれ飾らなくてよし!」とのこと。
[AFTER]実用性を考慮し、白に絞ることで、掃除や手入れがしやすいさわやかな洗面所に生まれ変わりました。
●ケースの色や素材を統一
[BEFORE]収納ケースの色は清潔感のある白で統一することに。棚に入っていたテイストの異なる茶色のカゴは外します。
[AFTER]「下段はボックスが奥にもあって取りにくかったのですが、手前に2つ並べることで、見た目もシンプル、使い勝手もよくなりました」とUさん。
茶色のカゴに入っていたドライヤーや洗濯板などは、ドア裏に移動しました。
●色があるものは白い入れ物に入れ替える
[BEFORE]「清潔感を出したい洗面所は、色の数を絞ってすっきり見せるのがコツ」と村上さん。
[AFTER]洗剤や柔軟剤は白いボトルにつめ替え、ネットはシンプルなエコバッグの中に入れることで生活感を一掃しました。
●シンプルなテイストでまとめる
[BEFORE]ティッシュケースや引き出しの目隠しに使った北欧柄に、アジアンテイストのゴミ箱…。「チグハグの原因はこのテイストのバラつきです」と村上さん。
[AFTER]白をベースにしたアイテムでまとめることで、統一感のある空間が完成!
ティッシュはハンガータイプの白ケースに入れ、ぶらさげました。