気軽に行ける海外旅行先として人気の台湾。そんな台湾の定番土産といえば、パイナップルケーキです。

台湾在住のライター・CAMさんが、パイナップルケーキづくり体験ができるおすすめスポットを紹介してくれました。
台湾に行く人はぜひチェックを! ひと味違った夏休みの自由研究の題材にもいいかもしれません。

親子で楽しめる台湾の名所!お土産に大人気のパイナップルケーキづくりを博物館で体験

●縁起物のお菓子でもあるパイナップルケーキ

パイナップルケーキ
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台湾旅行の定番土産といえば、「パイナップルケーキ」。クッキー生地の中に台湾産パイナップルでつくったあんを閉じ込めた、台湾の代表的なお菓子です。

台湾語では「オンライソー」と呼び、オンライという発音が、「いいことがたくさん訪れる」という意味の熟語「旺來」と同じなので、昔から縁起物のお菓子としても利用され、お供え物や嫁入りのお菓子などとしても親しまれてきました。

台湾の特産物でもあるパイナップルを生かした甘酸っぱくて果肉たっぷりのあんと、バターの風味がきいたサクサクのクッキー生地がよく合い、旅行者からも大人気です。

●そんなパイナップルケーキをつくる「体験」ができる場所が!

郭元益お菓子博物館

台北から車で1時間ほどの桃園市にある「郭元益お菓子博物館」では、パイナップルケーキづくりの体験ができます。

「郭元益(グォユェンイー)」は、創業1867年の老舗お菓子メーカーで、パイナップルケーキをはじめとした台湾の伝統菓子や、台湾土産をつくっています。博物館があるここ楊梅工場は、敷地約1万7000坪と広々としており、生産工場としてだけでなく、観光用の施設としても開放しているんです。

台湾土産として人気のパイナップルケーキを自分でつくるのは、台湾旅行の忘れられない思い出になること間違いなし! 

さっそく私も体験してきました。

●ケーキづくりとアフタヌーンティーが同時に楽しめる

ケーキづくりとアフタヌーンティーが同時に楽しめる

1人300元(約1050円)で10個のパイナップルケーキをつくることができ、さらに資料館見学とアフタヌーンティーもセットになっているおトクなコース。

材料も1人分ずつにあらかじめ分けられており、専門スタッフがていねいに教えてくれるので、子どもでも簡単にトライできるのがうれしいです。

パイナップルケーキは焼き型に

つくったパイナップルケーキは焼き型に入れて、自分の目印をつけてから焼き上げます。焼き上がりを待つ間には、資料館では郭元益の歴史や、台湾の菓子文化などについても学ぶことも。

見て、つくって、食べてと、さまざまな角度で台湾の食文化を肌で感じられる施設です。

台北の士林エリアにも工場がありますが、ゆったり広々とした桃園工場が個人的にはおすすめ。

パイナップルケーキづくり体験は所要時間3時間で、事前予約が必要。施設のWebページ、または電話で申し込みを受けつけています。

別途施設入場料が1人50元(約175円)必要ですが、館内の商品購入の際に50元分のディスカウントとして使用できますよ!

夏休みの台湾旅行では、ひと味違った体験で、さらに深い台湾文化に触れてみるのはいかがでしょうか?