「ちゃんとやろう」と思うあまり、毎日の家事に追われ、ヘトヘトになっていませんか? たとえ家がきれいになっても、ストレスがたまっては意味がありません。
ブログで生活の工夫を発信する道田一菜さんは、自分ひとりで完璧に家事をやろうとするのを諦め、上手に手を抜いたり、家族にまかせたりするようにしてから生活がラクになったといいます。
「苦手な作業は手放し、家族にもっと頼ろうと開き直れるようになりました」
家族にあえて家事を丸投げしたら、心にも時間にも余裕が
家族にまかせられる作業はどんどん頼むのが道田さんの知恵。家事の完成度より、自分の負担を上手に減らすことを意識しています。
具体的にどんな分担をしているのか教えてもらいました。
●家族の洗濯物は片づけない
すべての画像を見る(全10枚)洗濯物をたたむまでは道田さんが引き受け、そのあとしまうのは家族それぞれの仕事に。
「リビング横の和室にたたんでおきますが、ここは扉を閉めれば来客にも見えないスペース。放置されても、私からは手を出さないように我慢」
●してほしいことは伝言ノートで伝える
冷蔵庫のドアにはったホワイトボードと、カウンター下に立てかけたノートは子どもへの伝言板。
「お米を炊いてほしいときや、買ってきてほしいものがあるときなどに書いておけば、見て対応してくれます」
どちらも目につく場所にあるので、見落としもなし。
●ゴミ捨ては分別まで夫におまかせする
家じゅうのゴミ箱を回収してゴミをまとめたり、キッチンの資源ゴミを、きちんと分別して収集所に出すのは夫の役目。
「私がためてしまうのを見かねて手伝ってくれるうち、夫の仕事に。細かい作業を丁寧にしてくれるので、安心しておまかせできます」
●宅配で届く食材をしまうのは気づいた人が担当
買い物は週1回の生協がメイン。玄関先に届いたら、だれかがカゴに入れて冷蔵庫にしまうことを家族で共有しています。
「カゴの定位置は冷蔵庫の横の収納スペース。だれでもすぐわかって、元に戻しやすいようにしています」
●食事のあとは「くつろいだ者勝ち」
あと片づけは余力がある人の担当。「しんどい日は『母は戦力外』と宣言しちゃう。そんなときは夫が食洗器をセットしてくれます」。
食洗器の使い方は、道田さんが使っているときに簡単にレクチャーしたら覚えてくれたそう。
●日曜日の午前中に家事をまとめる
夫と休みが合う日曜は、たまった家事を分担して片づけます。朝食がすんだあと道田さんが洗いものと洗濯、夫が片づけや掃除機を担当という流れ。
「きっちり相談して分担を決めたわけではないですが、なんとなく得意な方を自然にやるようになりました」
2人で進めれば、家事をためてもあっという間に終わります。