完璧主義な人ほど、仕事も家事もがんばりすぎてしまい、その結果疲弊してしまうことも。
ブログで生活の工夫を発信する道田一菜さんも、かつてはそんな生活を送っていました。
「思いきって自分に課していたルールを撤廃したことで、それまで平日は1日30分しかなかった自分の時間が、今は3時間とれるようになりました」
ここでは道田さんに、余計な家事を手放し、心穏やかに過ごすための方法を伺いました。
「家事の合格ライン」を2割まで下げる!心にも時間にも余裕ができた
すべての画像を見る(全8枚)「以前はいつも時間に追われていました。母や妻の役割を必要以上に意識してしまい、ちゃんとできないとすごく落ち込んでいたんです」
変わったのは、ライフオーガナイズと手帳術で時間の使い方を学んでから。
「24時間の作業を見える化したら、家事に労力をかけすぎていることに気づいて。がんばりすぎはやめよう、苦手な作業は手放し、家族にもっと頼ろうと開き直れるようになりました」
<道田さんの平日の時間配分>
以前はフルタイムの仕事に加えて、1日5時間も家事にかけていたため、毎日疲れきっていたそう。
今は時間配分をあらため、家事負担を半分にし、1日3時間は自分の時間をつくるようにしました。
自分に課していた平日の片づけやつくりおきのルールは撤廃。ゴミの分別、食事の準備やあと片づけも家族の協力を仰ぎ、家事の合格ラインをこれまでの2割程度に下げました。
その成果は、自分のためだけに使える時間の大幅アップとなって表れています。
「自分の時間は睡眠に充てたり、好きな本を読んだり。精神的にも体力的にも余裕ができて、前よりずっとラクになりました」
全部完璧というこだわりは捨てて、家族にも頼るように
以前は「○○すべき」ばかり考えていた道田さん。今はできない自分を許し、家事のこだわりとも上手に折り合いをつけています。
●毎日きれいに片づけることをやめる
ダイニングテーブルやリビングの床の片づけは、週末1回で十分と思うように。
「今まで毎日寝る前にリセット片づけを課していましたが、じつはこれが負担で。平日は散らかっていてもいいと割りきりました。ホコリじゃ死なないって思うことにして(笑)」
●洗濯物はたたまずにつるす収納に
「クローゼットオーガナイザーの友人に、私のように視覚でものを探すタイプはつるす収納がいいと教えてもらったんです。今のところ自分の分だけですが、たたむ労力や服を探す手間がなくなったのはラク」
かけた服は色別にまとめ、コーディネートを考えやすくしています。
●週に3日は、麺か丼のスピードご飯
「晩ご飯は一汁三菜が当然と考えてきましたが、子どもの塾がある日や遅番の日は時間的に難しいので、潔く諦めることにしました」
今は簡単につくれて、塾前にすぐ食べられる丼や麺の頻度を増やし、その分野菜やタンパク質をたっぷりと。よくつくるタコライスは家族からも大好評だそう。
●つくりおきは時間があるときだけ
家族の弁当用のつくりおきは、まとまった時間をとられるため週末や遅番の日など余裕があるときだけに。
「必ずつくると決めず、つくりたいときでいい。つくりおきがないときは、でき合いや簡単な副菜でいいと考えるようにしたら気がラクに」
●朝食はつくらず、各自の好みで準備
子どもが成長して好みが出てきたため、思いきって各自にまかせることに。
「ご飯が食べたい人は冷凍ご飯を温めてもらい、パンが食べたい人は自分で焼くスタイル。家族も気楽に参加してくれるようになりました」
●21時以降はお母さん仕事は閉店!
家族が風呂を使い終わり、寝るのを見届けるまでは自分の入浴をあと回しに、家事をしていましたが、今年でそれも卒業。
「中学生の娘の就寝時間に合わせると身がもたないし、母業も夜21時で終了。あとは自分の時間です!」