さまざまなものが手に入るディスカウントストア「ドン・キホーテ」ですが、東京都・白金台に、高級志向の「プラチナ ドン・キホーテ」があるのをご存知でしょうか?
松阪牛の専門店が入っていたり、ワインの品ぞろえがほかの店舗より充実していたりと、特別なプラチナドンキ。今回、こちらで安くておいしいワインを見つけました。
選んでくれたのは、料理やグルメについて執筆しているライターの朝岡真梨さんです。
ワインの品ぞろえが豊富なプラチナドンキ。赤・白・ロゼのチリ産ワインを飲んでみた
すべての画像を見る(全10枚)白金台の駅から歩いて3分ほど、“シロガネーゼ”の発祥地とも言われるプラチナ通りの交差点に佇むお店は、看板も建物もシックなプラチナカラーで統一され、ドンキのお店があることに気がづかずに通り過ぎてしまいそうなほど。
そこで今回選んでみたのは、すべて598円以下のチリ産のワイン。
チリワインはヨーロッパのワインに比べると、輸入時にかかる関税が圧倒的に安いので、同じ価格帯のものでもクオリティーが高いという利点があります。つまり上手に選べば、お値段以上の味を楽しめるとうこと。
この夏に楽しみたいお値打ちチリワイン3選をご紹介します。
ベリー系の香りでキリっとした味わいのロゼ
まず飲んでみたのは、140年もの歴史を持つチリの名門ワイナリー・SANTA CAROLINA(サンタ カロリーナ)のロゼワインです。
驚くのはそのお値段。なんと398円で売られていました! 毎日飲みたくなるようなリーズナブルな価格ですね。
2015年には、アメリカのワイン誌でニューワールド部門の“ワイナリー・オブ・ジ・イヤー”を受賞するなど、世界的な評価も高まっているワイナリーです。
グラスに注ぐと、イチゴのようなかわいらしい色合い。
味わいは意外にもキリっと辛めです。後味はややほろ苦さも残りますが、ベリー系の甘酸っぱさの残るフレーバーとちょうどよくマッチしていました。
暑い日に思いっきり冷やして、外で飲みたくなるような1本です。
・SANTA BY SANTA CAROLINA(サンタ バイ サンタ カロリーナ)75cl/アルコール度数12.5% 398円
フルーティなのにしっかり辛口の白ワイン
続いて紹介するのは白ワイン。創業は1942年。チリのワイナリーのなかでも海外進出がとくに早かったためにその名が広く知られるようになったSANTA HELENA(サンタ・ヘレナ)のものです。
アルパカという商品名のとおり、ラベルの上にかわいらしいゴールドのアルパカのシルエットが。
イタリアやスペインなどのちょっといいワインと同じように、D.O.と呼ばれる産地呼称の記載がされていた点も安心感があるなと思い、買ってみました。
のど越しが軽くシュワっと感じるほどのドライな辛口。
フレッシュなシャルドネのトロピカルさが際立つ香りは、さわやかで食べ物の邪魔をしないので、お寿司などの和食にあわせてもよさそうです。毎日の食中酒としても活躍しそう!
・サンタ・ヘレナ アルパカシャルドネ・セミヨン 75cl/アルコール度数13% 528円
若いけれど樽の香りがしっかりな赤
2012年にベストチリワイナリーというチリで最高の生産者に与えられる称号に輝いたLuis Felipe Edwards(ルイスフィリッペエドワーズ)というワイナリーの赤ワイン、「オートリタス カベルネ・ソーヴィニヨン」。
AUTORITAS(オートリタス)という商品の名前は、ラテン語の尊敬や威信を意味するオークトリタスに由来するそう。価格は598円と大変お手頃でした。その秘密は、関税の安さのみならず、ドンキが自社輸入をしているからなんだそう。
世界でも類を見ないほどの受賞歴を誇るワイナリーだそうで、実際このワインのボトルにもIWSCやIWCなどの国際的なコンクールで認められた実績が表記されていました。
しっかり目な赤が好きな人におすすめしたい味です。
2017年のものなので、熟成こそされてはいませんが、オーク樽の香りが感じられてかなり本格的。上質なカベルネ・ソーヴィニョンなので、ステーキ肉やグリル料理などコクのあるお肉料理との相性がよさそうです。
ただ、あけた翌日に残っていた分を飲んでみたら、酸化を感じたので、早めに飲みきってしまった方がよさそうです。
・オートリタス カベルネ・ソーヴィニヨン 75cl/アルコール度数12.5% 598円
※おことわり/ここで紹介したアイテムは、仕入れの状況などによって同じ商品が店頭にない場合や、販売終了している場合もあるのでご了承ください。
※価格は2018年7月現在の税抜き価格です。