子どもがいると、遊興費やオモチャ代が気になります。
この連載では、「今日なにして遊ぼう…(白目)」へのアンサーとして、さまざまな「コスパ最高な遊び」を提案していきます。
教えてくれたのは、インスタで育児漫画を発表し、13万人を超えるフォロワーを抱えるモチコさん。今回のテーマは「子どもと楽しむおやつづくり ハードバージョン」です。
蒸しパン、ホットケーキからスコーンまで!お休みの日に挑戦したいおやつづくり
今回のテーマは、やりがいのある「子どもとつくるおやつ」です!
子どもだけじゃなくて親もけっこうなやる気が必要かもしれません。とはいえ、子どもと一緒に楽しみながらできるレベルのものなので、ご安心を。
今回は、独自に「ハードレベル」というものを設定し、★の数で表しています。完全に私の体感ですが、参考にしてみてください。
その1:混ぜるのが楽しい!電子レンジでチンする蒸しパン
ハードレベル★
まずは簡単めな蒸しパンです。蒸し器は使わず、レンチンでできちゃいます。
ホットケーキミックスと同量の水分(ジュースや牛乳)を混ぜて、レンジでチン。なんとこれで完成です!
わが家では、食べる器にホットケーキミックス50g、豆乳50cc入れて、スプーンで混ぜて、600wのレンジで1分間チンしてます。
時間は様子を見て加減を。表面がほぼ乾いていたらOKです。
わが家での役割分担は、計るのは私、混ぜるのは娘。なぜなら…。
その間に片づけができるから!
混ぜる作業、子どもは好きですよね。ほっといたらひたすら混ぜてます。その間にこちらは片づけますので、どうぞどうぞ! という感じです。
材料とやる気があれば、レーズンやチーズなどの具を入れてもおいしいですよ。できたては熱いので、冷めてから食べてくださいね。
その2:ひっくり返すパフォーマンスに歓声が上がるホットケーキ
ハードレベル★★
お次はハードレベル2、ホットケーキです。
ホットケーキミックスのパッケージに書いてあるとおりに材料を混ぜていきます。ここは子どもにお願いしましょう。ご機嫌で混ぜ混ぜしてくれるパターンです。
そして大人の出番。フライパンで焼く…のですが、ここで、ズボラと派手見えの両方がかなうテクニックが。
それは、全部一気にフライパンで焼いちゃうこと! 小分けにせず、1枚の大きいホットケーキをつくっちゃうのです。火加減は弱めで、フタをしてじっくり焼いてください。
小さいものを何枚も…だと、フライパンの前を行ったり来たりで手間も時間もかかります。一気に焼けるホットプレートは子どもが小さいと危ないし、出すのもしまうのも大変。
その点、フライパンで一気に焼いてしまえば、1回ですむし、ホットプレートより準備と片づけが格段にラク。
そしてなにより…。
子どもにドヤ顔ができること。
そして、絵本のなかのおやつのように、大きくておいしそうに仕上がります!
ただこれには1点問題が。
親子ともについ食べすぎちゃうのです。時間が遅くて晩ご飯に響きそうなタイミングのときや、ダイエット中の方は要注意です!
その3:材料を袋に入れてフリフリ、モミモミするスコーン
ハードレベル★★★★★
最後はスコーンです。ハードレベルはいきなり5。かなり本格的です。
厚手の袋に小麦粉100g、ベーキングパウダー小さじ1、砂糖大さじ1を入れて、袋に空気を入れて口を閉じ、子どもにシェイクしてもらいます。これで粉を振るったことに。
あとは、サラダ油大さじ1.5、豆乳(牛乳でも可)40ccをなるべくまんべんなく入れて、均一になるまで袋をモミモミ!
まずは子どもにやってもらいつつ、親にも交代し、材料の偏りをなくしてください。
生地が混ざったら8等分に分けて丸めて、それぞれ厚さ1、2cmくらいにつぶし、190度に余熱したオーブンに入れて20分で完成!
図解するとこんな感じです。
そのままでももちろんいいですが、プレーンのスコーンなので、ジャムやはちみつをかけて食べてもおいしいです! または、生地にチョコやレーズン、クルミ、チーズなど混ぜてアレンジしても。
焼きたてのアツアツ、サクサクが最高なのですが、熱さに敏感で冷めてからじゃないと食べられないお子さんはフーフーして冷ましてから。わが家の娘はまさにそのタイプで、親の私ももちろん冷めてから。悲しい…
●“モミモミ”をクッキーにも応用!片づけがラクに
この袋に入れてモミモミしてつくるワザは、クッキーにも応用できます。
本やネットのレシピの材料を用意して、袋に粉類を入れて振り、その後油や水分を入れ、均一になるまでモミモミすると生地が完成。洗い物が出ないので片づけがラクです。
それにスコーンやクッキーなど、水分が少なくて固い生地はボウルで混ぜるのに力が必要ですが、袋でモミモミ形式なら子どもでも簡単にできます。
レシピどおりボウルで混ぜてつくった方がおいしいのかもしれませんが、子どもとつくる楽しさを優先させてます!
…と言うと聞こえがいいですが、子どもと食べるおやつって、そんなしっかり味わう暇がないし…そもそもそんな繊細な舌ちゃうし…というのが本音です。へへへ。
以上、多少のやる気が必要なおやつづくりでした。
やる気が必要な分、完成したときは親子で達成感を味わえますし、できたてを味わえるのは手づくりならでは!
やる気と時間と心の余裕(これ必須)があるときは、ぜひつくってみてくださいねー!
【モチコ】
4歳の娘、1歳の息子に日々ツッコミを入れながら生きている関西人主婦。インスタグラム
@mochicodiaryで子育てあるあるを発信し、フォロワー13万人。著書に『
育児ってこんなに笑えるんや!』(ぴあ刊)。ブログ「
かぞくばか」も更新中