牛乳パックや伝線したストッキング、そのまま捨てていませんか? じつはうまく使えば、お金をかけずに、家事を時短化するお助けアイテムに変身します。
再利用の事情に詳しいリユースマスターであり、ライフオーガナイザーでもある佐藤美香さんが、自宅で実践している再利用方法を教えてくれました。
捨てる前に再利用して家事を時短化!便利アイテム3つ
今あるものを有効利用することは、節約になりますし、エコにもつながります。
ここではわが家で実践している方法を3つ紹介します。
●洗い物を減らしてくれる牛乳パック
まずは牛乳パック。簡易まな板として使えます。
洗って乾かしたら、底の部分を切り取り、2等分に。小さめのまな板ぐらいのこのサイズが使いやすいのです。
魚やお肉や、ニンジンなどの色がつくものを切るときに使っています。まな板を洗う手間が減るだけではなく、まな板に熱湯かける、色がついて漂白するなどの手間を減らしてくれるので、時短にもつながっています。
さらに、この2等分した牛乳パック、内側の紙をはがすと、油を吸いつつ下には染みない優れものに変身。
お弁当のおかずなど、少しだけ揚げ物をしたいときに重宝しています。油でギトギトの洗い物をしないですむのもうれしいですね。
●小さなゴミもしっかりキャッチ。伝線したストッキング
伝線したストッキング、捨てるのもったいないと思ったことはありませんか? じつは、排水口ネットとして使えます。
ガサツな私は、どこかにぶつけて伝線させてしまったり、履くときに引っぱる力が強すぎて、伝線させてしまったりすることがよくあります。
何度も続いてしまうと、消耗品とはいえお安くないですよね…。ですから、伝線したからといってすぐには捨てずに、もう少し働いてもらいます。
洗濯したら、まずパーツごとに分けます。足の部分を、3、4等分に。足先の部分はそのまま、あとは片側を結びます。これで、排水口ネットのできあがり。
ちょっとばかり、細かなゴミを取りすぎる傾向にありますが、こまめに替えれば問題なし。新たに購入したものより、心置きなく取り替えられます。
またストッキングのおなかの部分は、靴磨きや、ホコリ掃除などに使えます。
●トイレットペーパーなどのパッケージをゴミ袋に
箱ティシュやトイレットペーパー、オムツのパッケージ袋は、側面に切り取り線が入っていることが多いです。
これを、切り取り線ではなく、上から開封すると、袋の形のまま再利用が可能に! ゴミ箱にセットするなど、ゴミ袋として活用できます。
また、ダイレクトメールなどが入っていたビニール袋も、ちょっとしたゴミ袋になりますね。
少しだけ視点を変えるだけで、有効活用できるものは、たくさんあります。
新たに入るものを減らし、今あるものを使いきる。お財布にも環境にも優しい暮らし方ではないでしょうか?