湿気を好むといわれているゴキブリ。梅雨になると遭遇率が高まる気がしませんか? あわてて対策グッズを買いに走るものの、たくさん並んだ商品を前にどれを選んでいいか悩むもの。

そこで、掃除についての著書もある「お掃除ブロガー」よしママさんに、お宅で実際にやっている、とっておきの対策を教えてもらいました。

梅雨の時期は遭遇率アップ!ゴキブリ用毒餌剤を使うときにチェックすべきポイント

数あるゴキブリ駆除剤のなかで、よしママさんが使っているひとつが毒餌剤のタイプ。しかけておくだけで、動き回るゴキブリを直接見ることなく、駆除できるのがメリットです。
せっかく使うなら、効果的にしかけましょう。

●外用と室内用を上手に使い分けて

外用と室内用を上手に使い分けて
ゴキブリ用毒餌剤を買う前にチェックしたいポイントとは?
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ゴキブリ用毒餌剤は、大きく分けて外用と室内用の2種類。「ゴキブリは、玄関やベランダから一瞬で侵入してくるので、外用と室内用を併用するのが効果的です」と、よしママさん。
外用は「屋外用」「外用」、室内用は「室内用」などと書かれているので、買うときにチェックしてみてください。

「外用のものは、固定用のテープがついているタイプが多数。ゴキブリが入りやすい玄関や窓回りのほか、ベランダなどの植木鉢や室外機の近くに設置して、がっちり侵入を防ぎましょう。室内用は固定用のテープがないものが多く、こちらは、ゴキブリの通り道になりそうな狭いすき間や部屋のすみなどにしかけます。部屋数が少ない場合は、外と室内の両方に置ける兼用タイプを1つ買ってすませるのでもOKです」

●毒餌が見えるタイプと見えないタイプの違いは?

毒餌が見えるタイプと見えないタイプの違いは?

「毒餌剤が見えるタイプは、手で触るのに抵抗が…という声も聞かれますが、ゴキブリがかじったあとが見えるので、どの部屋に潜んでいるのか突き止めるには最適。見えないタイプは、赤ちゃんや子どもが毒餌部分に触れにくいので安心ですが、出現場所がわかりにくいのがネックですね」

よしママさんおすすめは、1回目に設置するときは毒餌剤の中身が見えるタイプを選んで、どこに出現するかを徹底的にチェックする方法。

2回目からは出現した場所を中心に、見えるタイプか見えないタイプか、好きな方を設置しましょう。

●効果が続く期間をチェック

効果が続く期間をチェック

効果が6か月のものから1年続くものまで、商品によって使用期限もいろいろ。ですが、1年間設置したままだと、ホコリをかぶって効果が発揮できないこともありえます。

「半年に一度はホコリを取り除いて、近くに死骸がないかチェックしましょう」

また、たくさん設置したのはいいけれど、何個設置して、どこに置いたか忘れてしまうこともありえます。そうならないために、よしママさんが実践しているのがナンバリング。設置する毒餌剤に番号をふって、次の番号の置き場所も書いておきます。

「これを始めたことで、回収忘れを防げるようになりました。使用期限も忘れないように記入しておくと完璧です」

●キッチンだけではダメ!各部屋に設置を

ゴキブリは、キッチンに現れるイメージがありますが、潜んでいるのはそこだけではありません。

「わが家で死骸を見つけたことがあるのは、庭、洋服部屋、そして子ども部屋…。毒餌剤の減りが多かったのも、キッチンではなく、なんと洋服部屋です! 洗面所に近くて、1日2回ほど家族が出入りする部屋なのですが、そんな場所は要注意。必ず設置するようにしています」

よしママさんの経験では、毒餌剤の容器が大きくて広範囲にきくタイプよりも、小さめでも数を多めに設置したときの方が、遭遇する確率は下がる印象だそう。

「ということで、小さめのものを部屋のあちこちに置いたのですが、掃除機をかけるときに動かしてしまって、1か所に集まってしまうことが…。小さめのものを置くときは、じゃまにならない場所に両面テープなどで固定しておくのがおすすめです」

ゴキブリが喜ぶこの季節。できるだけ遭遇しないですむように、対策をしてみてはいかがでしょうか。使い方は各商品によって異なるので、購入前にパッケージの注意書きをよくチェックしてください。

【よしママさん】

茨城県在住。10歳と8歳の子をもつお掃除大好き主婦。ブログ「

節約ママのこだわり掃除

」では、時短&家族にやさしい掃除、洗濯を研究。著書に『

家族が笑顔になる おそうじの魔法

』(日本文芸社刊)