冷蔵庫にいつも常備している卵。冷蔵庫の備えつけの卵ケースを、とくに疑問なく利用している方は多いのではないでしょうか。
「じつは別の方法で収納することで、調理が時短になり、冷蔵庫のスペースも有効活用できるケースもあります」と教えてくれたのは、整理収納アドバイザーの菅野延子さん。
詳しく教えていただきました。
画期的な冷蔵庫の卵収納法!卵ケースを使わないと、こんなメリットが
わが家も以前は、冷蔵庫に備えつけの卵ケースを利用していました。
まず、スーパーで買った透明のパックを切り離し、2枚重ねにしてから冷蔵庫の卵ケースに収納するという方法です。
ひとつひとつ移す手間がかからず入れ替えは簡単なのですが、使うときにもっと便利な収納方法を見つけました。
それが、100円ショップの「みそストッカー」に卵を入れる方法です。
これを使うことで、備えつけの卵ケースよりもコンパクトに、しかも使い勝手よく収納できるように。
卵パックを買ってきたら、卵をひとつひとつみそストッカーに移していきます。
10個入り1パック分を入れ替えても、まだ少し余裕がある大きさ。「もともと卵が残っていても、新しい卵が入りきるサイズ」がポイントです。
注意:卵は尖った方を下に保存した方が、鮮度を保つことができます
また、卵が残っていた場合、古い卵はいったん取り出し、新しい卵を下に、古い卵を上に入れます。
こうすると移し替えても古い卵から使っていくことができます。さらに、赤玉と白玉を交互に購入すれば、古い卵が一目瞭然。
こうしてみそストッカーに卵を収納することで、作業の効率が上がるうえ、冷蔵庫の収納においてもメリットがあります。
●取っ手つきだから、丸ごと取り出せる
取っ手つきケースなので、冷蔵庫からワンアクションで全量を一度に取り出せます。
卵をたくさん使うオムレツやケーキなど、調理台にストッカーごと置くことで、料理中に何回も冷蔵庫から出してくる手間がありません。
●冷蔵庫の中で場所をとらず、すっきり
冷蔵庫の備えつけ卵ケースは10個並びの長方形が多く、場所を占領してしまいますが、みそストッカーは正方形に近いので、コンパクトに収納できます。
取っ手つきなので、冷蔵庫の空きスペースにサッと移動ができるのもうれしいポイント。冷蔵庫がいっぱいのときも、卵が定位置を占領せず、いつでも使いやすい位置に収納できます。
一度に全量を出せるので、ドアの開き時間が短くてすみ、電気代の節約にもなるというメリットもあります。
●卵ケースが占領していたドアポケットは、じつはいちばん出し入れしやすいスペース
ちなみにもともとある卵ケースは外して、飲み物を収納しています。
ドアポケットは、いちばん出し入れしやすい場所。卵よりよく出し入れする飲み物を収納することで、さらに便利になりました。
この収納を思いついたきっかけは、冷蔵庫の買い換えるときでした。
卵ケースの使い勝手が今までと変わってしまい、出し入れがしにくくなったので、なにかいい方法はないかと考えたのです。
「使いにくい」と感じたら、それは収納のいい見直しどきです。
100円グッズひとつで、調理の時短になり、冷蔵庫の省スペース、そして電気代の節約にもつながる卵の収納。ぜひお試しください。