皆さんのご自宅では、「電源タップ」をお使いでしょうか? パソコン回りなど、家電が集中するスペースで使うことの多い電源タップ、家電店に行くといろいろな種類があって、どれが便利なのか迷ってしまいます。
「わが家で大活躍しているのは、『個別スイッチ』タイプです」と教えてくれたのは、片づけのプロフェッショナルである、ライフオーガナイザーの森麻紀さん。個別スイッチタイプがどう便利なのか、森さんの自宅を例に、教えてもらいました。
個別スイッチつきの電源タップは、スッキリ収納にも節電にもお役立ち!
すべての画像を見る(全8枚)これは、わが家のリビングの個別スイッチです。コンセントをさしたまま、スイッチでオンとオフをきり替えられます。
これをどのようにして使っているのかというと…
まずは1つ目がノートパソコン。
普段はバッテリーの消耗を抑えるため、使用中は基本的に電源にはつなぎません。これはパソコンの使いすぎ防止にもつながります。
ただ、仕事がたて込んでいるときや、一気にやってしまいときなどは、パソコンを長く使います。そんなときに活躍するのが、個別スイッチつきの電源タップです。
2つ目は、フェイスケア用のスチーマー。
使うときにだけ電源ON! テーブルまで届くように、延長コードも接続した状態でスタンバイさせています。電源が入っていないので、待機電力の節約にも。
普段はフタをしめ、ボックスに入れてすっきり!
キッチンでも個別スイッチは大活躍です。
レンジ台の下の、プラスチックゴミ入れとして使用している円形ボックスの後ろに、ハンディクリーナーを置いています。
充電しっぱなしだと電池の劣化がとても早いので、タイミングをみて電源をきる必要があります。クリーナーの真横に個別スイッチがあるので、電源の抜き差し不要、個別スイッチのきり替えのみで完了です。
実際に使用している元の電源は電子レンジ用のもので、壁の少し上の方についています。
使いたい・置きたい電化製品の近くにコンセントがなかった場合、延長コードだけでなく、個別スイッチつきが便利です。
最後に…。こちらは、実家の片づけの際に提案した個別スイッチです。
以前は、壁のコンセント1か所に、「炊飯器」「ミルミキサー」「コーヒーメーカー」の3つをそれぞれ直接さし込んでいました。もちろん、使っていないときも待機電力が流れっ放しに。
個別スイッチに替えれば、使うときだけスイッチを入れればいいし、どのスイッチがどの家電のものかラベリングしておけば、間違ってスイッチをきったり入れてしまうこともありません。
母からもとても便利で使いやすくなったと好評です。
「今までこんなに面倒なことをしていたなんて…」と母自身も使い勝手の差にびっくりしていました。
皆さんもいちど、コンセントをチェックしてみてください。瞬間的には大した金額じゃないとしても、年間にしたら、そこそこの金額につながったりするかもしれません。
なによりも、複雑にからみあっていたコンセントがスッキリするし、無意識に感じていたストレスが解消され、便利さだけが残るはず。
「こんなにラクなんだったら、早くやればよかったー」と感じてみませんか?
※接続する機器の消費電力の合計が、電源タップの最大消費電力を超えないようご注意ください。
※「コンセントをつなげてから数時間は電源をオンにしないでください」という注意書きのある製品もあります。電気製品の取り扱い説明書をよく読んでから接続してください。
※コード類は、無理に力を入れて折り曲げないでください。また、この記事のように通気性に気をつけて設置し、ホコリをためないよう掃除をしてください。