男子3人(小学3年生、1年生、3歳)の子育て真っ盛りのマルサイです。

玄関から「ただいまー」と長男の声がしたので「おかえりー」と言いながら玄関に向かうと、ランドセルがデンと置いてあって長男の姿はない。

せめてランドセルを所定の位置に戻すところまではやってほしいとブツブツ言いながらも、3年生になりそんな日が増えてきたことをうれしく思っています。

イキイキしている小学3年生の長男を見て、母はお小言を我慢

マンションのエントランスには応接セットがあって、放課後は子どもたちが集まって過ごしています。

住人の迷惑にならないよう決められたルールを守りながら、みんなで宿題をしたり一緒に本を読んだりゲームをしたり、だれかがおやつを持って来れば分け合って食べたりして、じつに楽しそう。意気投合すれば公園に移動してボール遊びやドロケイなんかもしているようです。

5時を過ぎると帰ってきて、おやつをつまんだら早々に宿題を始め、明日の支度が終わると弟たちと合流。夕飯までのテレビタイムは三兄弟でゲラゲラと涙を流すほど大笑いして、その笑い声にこちらもつられて笑ってしまいます。

習いごとをさせようかと考えていたこともありましたが、長男のイキイキとした姿を見ていると当分は今の生活を楽しんでもらえばいいかという気になります。

小3のマルサイさん
小3のマルサイさんは、野性味あふれる女児だった!
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私が小3のときはエレクトーンとそろばんを習っていましたが、とにかく外で遊ぶのが好きだったので、習いごとが始まるギリギリまで遊び、終わるとそのまま友達のいる公園に戻って、暗くなるギリギリまで遊んでいました。

木のぼり、家の周りのフェンスで綱渡りごっこ、自転車レース、おままごと、ゴム跳び、ローラースケート、野球、鬼ごっこ、宝探し、雑木林で冒険ごっこ…当時の遊びの種類はキリがないほどです。

当時大学生だったいちばん上の姉は実家を出ていたし、高校生だった2番目の姉もバイトや部活で帰ってくるのは遅かったので、実質一人っ子状態。近所の同年代の子どもたちと遊んだ記憶はしっかり残っているものの、家に戻ってからどう過ごしていたのかあまり覚えていません(まぁ普通に落ち着いて過ごしていたのでしょう)。

思い出の駄菓子たち

たまに母から30円をもらって駄菓子屋さんに行き、30円をいかに充実した使い方にするか考えるのも楽しかったです。

5円のアメやチョコばかりを30円分選んだり、たまにクジでハズレを引いてギャンブルはムダが多いと感じたり、お店のおばちゃんと交渉してオマケをつけてもらったり。

小3時代は思い返せば「暇だ」とか「つまらない」と感じる瞬間がないほどの濃厚な時間でした。小4になると友だちとの関係に悩んだり、高学年になると体の変化に戸惑い始めたりと、色々な不自由さを感じるようになりました。

そう考えると無邪気な子ども時代を過ごせる時間って本当にわずか。その貴重な子ども時代をなんの心配もなく伸び伸びと自由に過ごせたことが私にとってとても大きな財産となりました。

靴を脱いでランドセルを部屋に置きに行く時間が惜しいほど楽しいことが待っている長男の小3時代を大らかに見守りたい。と、お小言を言うのは保留にした母なのでした。

【イラスト・文/マルサイ】

小学3年生、1年生、3歳の男子3人と夫の5人家族。男の子あるあるや家族のほのぼの話を描いた絵日記をインスタグラム

maru_sai

で発信。書籍に

『マルサイ家の三兄弟 ドタバタ絵日記 男子が3人います。』

(大和書房刊)がある