出かける前の身支度に時間がかかると、朝からイライラしてしまうもの。使いやすいクローゼットをつくることが、時短のカギになります。
整理収納コンサルタントの本多さおりさんは、ダイニングにクローゼットを設置したことで、作業効率がぐんとアップしたそう。
「引っ越しを機に、『ここにしまうべき』という風に考えず、家の中での自分の行動を振り返りながら、ものの置き場を決めるように。片手で息子を抱いたままでも、出し入れできるかなど、以前はなかった発想で収納を考えるようになりました」
ダイニングのクローゼットはなんでもしまってOK。決め込まないゆるさで効率アップ
1日に何回も通る場所なので、使い勝手抜群。
「日用品から書類、子ども服まで、いろいろとしまっています。下段は収納として使わず、息子の“秘密基地”に。普段はあけっぱなしにし、来客時だけ扉を閉めます」
活用法を詳しく伺いました。
●抱っこひもは扉に引っかけるだけ
抱っこひもは、いつでもすぐ使えるよう、扉に取りつけたフックに引っかけています。「玄関までも近く、息子と一緒に出かけるとき、サッと取って出られるので、ここにあると重宝します」
●アクセサリーも置いて身支度をスピーディーに
外出時にすぐつけられるよう、ネックレスなどのアクセサリー類もフックやケースを使ってここに収納。
「扉の目線の位置に小さい鏡をつけたので、ピアスもつけやすいです」
●ハンカチはたたんで積み重ねる
ハンカチはしまい込まず、手前に置いたアクセサリーボックスの上にたたんで積み重ねています。
「外出前にバッグにポン。ここにあれば、入れ忘れることがありません」
●子ども服を手前にしまい着替えや外出をラクに
以前は寝室のクローゼットに入れていた子ども服を、こちらに移動。上着類はつっぱり棒につり下げ、ほかは引き出しに。
「いつもここで着替えさせるので、わざわざ寝室に取りに行かずにすむようになりました」
●帰宅後は、上段にバッグの中身、下段にレシートを入れる
100円ショップのワイヤネットにパーツを取りつけて庫内の壁面に設置し、帰宅後のバッグの中身を整理。
「上段には財布やポーチなど必ず携帯するもの、下段には財布から出した集計待ちのレシートを。バッグを替えても、こうしておけば入れ替えがラクです」
今回ご紹介した本多さおりさんのお宅をはじめ、「片づかない」を解決するアイデアが
『収納の解決法 THE BEST』(扶桑社刊)に多数掲載されています。こちらもぜひチェックを。