面倒な食事の支度やあと片づけ。キッチンの寒さや、水の冷たさがつらい今の時季こそ少しでも時短で終わらせたいものです。
参考にしたいのが、整理収納アドバイザーEmiさんの食事の段取り術。家族が協力しやすい仕組みをつくることで、スピーディーに朝晩の食事の支度ができるようになったのだそう。Emiさんが自宅で実践しているアイデアを教えてもらいました。
家族で分担できる仕組みをつくり、朝食の準備・片づけをスピーディーに!
朝食の準備や片づけをEmiさんがひとりでこなすのではなく、子どもができそうなことは勇気をもって子どもに任せます。夫ともしっかり役割分担しているので、バタつくこともなく、スピーディーに完了。
●すべてをひとりでやろうとしない
「飲み物やみそ汁、調味料は私が用意。子どもたちはトーストを焼いたりご飯をよそったり…。それぞれができることを協力し合うから、ひとりでバタバタ朝食準備することはありません」
子どもができそうなことからまかせ、達成感を味わわせるのもポイントです。
●ご飯やトーストを子どもが準備する
炊飯器や茶碗の入った引き出し、トースターなどは、子どもたちの手が届きやすい低い位置にしています。
「大人はかがまないといけないのですが、子どもたちがやりやすい仕組みを大切にしています」
●食べたあとは子どもも食器を片づける
「食べ終わったら、自分の食器は自分で下げるのがわが家のルール」
食器洗いは食洗機におまかせしているので、シンクに置くだけでOKとしています。
●手軽な水出しパックで1日分の麦茶を用意
「1日分として用意する麦茶は3リットル。以前は鍋で煮出していましたが、飲む量が増えたので、より手軽な水出し式にチェンジ」
家用に常備する分を冷水筒につくるほか、子どもたちが学校に持っていく水筒の分も用意します。
●帰宅時間に合わせて炊飯器のタイマーを予約
帰ってすぐ夕食の支度ができるよう、帰宅時間に合わせて炊飯器のタイマーをセットしておきます。同じようにお風呂もタイマーで予約するのだそう。
「無洗米を使用しているので、量って入れるだけで完了です」
●食洗機を回すのは夫が担当
前日の夕食と当日の朝食で使った2食分の食器洗いは夫の分担。
「毎食後洗わなきゃとストレスを抱えるくらいなら、まとめて食洗機でいいのではと、この方法に。1日1回でラクになりました」
乾いた食器は直接取り出して夕食に使用します。
夕食づくりはがんばりすぎず、シンプル&スピーディーに
フルタイム勤務を終えて帰宅したら、栄養バランスのよい夕飯を手早く用意。子どもたちにも、自分のことはできるだけ自分でやってもらうようにして、食事の時間をゆっくりと楽しみます。
●夫と子どもの入浴中に夕食をつくる
肉や魚を焼いたものと、つくりおきのマリネなどのメニューを20分ほどで準備。
「メインディッシュがお肉の翌日は魚など、献立をパターン化すれば迷いません。ヘルシーで手軽なので、魚焼きグリルで調理するのが最近の定番です」
調理はあくまでシンプルに。手早く進めていきます。
●取り皿は子どもたちが配膳する
子どもたちが配膳しやすいよう、メインで使用する食器選びにも工夫を。
「お皿は強化素材で扱いやすい軽量の磁器製食器。グラスなどは割ってしまうこともありますが、壊れることを知るのも重要なので、叱りません」
●翌日すぐ使えるように水筒だけは洗っておく
夕食の食器はシンクに置いておき、翌日まとめて洗いますが、水筒だけは別。
「朝、すぐに使えるよう、洗って乾かしておきます。水きりカゴにボトル干し用のスタンドをつけているので、水滴はシンクに自然に落ちる仕組みに」