もはや私たちの生活と、切っても切り離せない存在になったSNS。複数のSNSのアカウントをもつのも常識に。
しかし、人とのやりとりが便利になった一方で、SNSが原因のトラブルも増えているのも事実。だれもがユーザーとなる時代だからこそ、使い手のリスクに注意することが必要になっています。
あるある!SNSとLINEの、プライバシー&ネットマナーに関するトラブル
今回ESSE読者300人に、SNSに関するアンケート調査を実施。読者から寄せられた、実際にあったプライバシーとネットマナーに関するトラブルを集めました。
SNSは多くの人が使うだけに、トラブルも起きやすいもの。なかには、ちょっとした写真や文章から個人情報がもれてしまうリスクも。
●子どもの動画をアップしてママ友の間で孤立
すべての画像を見る(全5枚)
子どものクラスメートのママが、発表会の様子を許可なく動画サイトにアップ。
「限定公開だからいいでしょ」と本人はまったく悪びれていませんでしたが、ほかのママから不信感を抱かれ、孤立しています。(東京都・46歳)
●プライバシーに甘すぎる保育園のゆるさに困惑
保育園のSNSに、娘の水着姿を許可なくアップされてしまいました。
このご時世、どんなふうに悪用されるのかわからないため取り下げるよう言いましたが、納得してくれず困りました…。(東京都・42歳)
●知らない人から怒られた!ネットのマナーは厳守すべし
友人のフェイスブックの投稿にコメントするとき、伏せてあった娘さんの名前について、つい「りっちゃんは~」とニックネームを書いてしまいました。
すると友人の別の友達(私は面識なし)から「個人情報を特定しかねない!」とお叱りのメッセージが。
反省しましたが、知らない人から怒られたことに、私自身もショックを受けました。(埼玉県・33歳)
●ほめるつもりで投稿しても、さらされた相手はNGなことも
友人がカラオケで歌った聖飢魔Ⅱの「蝋人形の館」がすごくうまかったので、動画をフェイスブックにアップしたら怒られました。
私の友達しか見ていないので大丈夫と思ったのですが、削除して許してもらえました。(埼玉県・43歳)
●写真を盗用してコンテストに!?
私が撮った風景や料理の写真を、知らない人が企業のフォトコンテストに勝手に応募していました。(福岡県・39歳)
各SNS&LINEの特徴と、ESSE読者の利用状況
Facebook(フェイスブック)やTwitter(ツイッター)、Instagram(インスタグラム)、LINE(ライン)…。さまざまな種類のSNSがしのぎを削る時代。
ESSE読者のアンケート結果からは、目的に応じてSNSを使い分けている状況が浮かび上がってきました。
実名利用が原則の、世界最大のSNS。使っている人は全体の約6割でした。
アンケートによると、学生時代の友達の近況をチェックしたり、日常の備忘録として使っている人が多いよう。
「連絡先がわからなかった友達とつながって、同窓会に参加できた!」なんてことも。
140文字以内で「つぶやき」を投稿するSNS。手軽に投稿できる反面、炎上もしやすい特徴も。
読者の利用率は低めで、利用者は40%弱ですが、アイドルやスポーツなど特定の趣味がある人が活用する傾向にあるよう。
また「企業の懸賞に応募するための専用アカウントをもっている」という人も多数見られました。
「インスタ映え」という言葉が2017年の流行語大賞を受賞するなど、今もっとも勢いがある画像投稿型SNS。ESSE読者の利用率は60%超でした。
「おしゃれな人のファッションやインテリアを見て、買い物の参考にする」という声多数。興味のあるジャンルごとに、複数アカウントを使い分けるツワモノも。
●LINE
「毎日使っている」が8割と、もはや読者になくてはならないコミュニケーションツール。最近では学校やPTAの連絡などもLINEで一斉に行われる傾向に。「そのために仕方なくアカウントをつくった」という声もあがりました。
便利な一方で、グループが乱立し、既読がたまっておっくうになったりと、「LINE疲れ」も広がりつつあります。