トーストのお供に欠かせないジャム。ビン詰めのままだと長期保存ができるものの、一度フタをあけて使ってしまうと、賞味期限内に食べ終わるのが難しいことも。また、おみやげやお歳暮でもらったけど、使いきれないという声もよく聞きます。

ビンに少しだけ残ってしまったジャムを、おいしく食べられたら…。そこで料理研究家の青木敦子さんに、余ったジャムの新しい活用法を紹介していただきました。

余ったジャムの活用法
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ジャムの風味と酸味は料理のコク出しにぴったり!

「ジャムはヨーグルトのトッピングや、紅茶に入れてロシア風に楽しむのもおいしいですが、じつは料理にも活用できます」と青木さん。普通の料理にちょいたしするだけで、コクを出したり隠し味になったりと活躍してくれます。

●ジャムを使ったドレッシング

マーマレードなどのかんきつ系や、ベリー系でも酸味のあるブルーベリージャムは、レモンと同じ感覚で代用でき、コクをプラスしてくれます。
油はオリーブオイルを使うとジャムの風味を逃しません。

割合は、ジャムとオリーブオイル2に対して、酢を1。サラダのほか、カルパッチョにもよく合います。おもてなし料理にも活躍しそう。

●肉の下味にはかんきつ系のジャムを

肉の下味にもジャムはおすすめです。スペアリブを煮込むとき、しょうゆまたはポン酢しょうゆにかんきつ系のジャムを少量入れたものに漬け込んでから焼くと、フルーティーでこっくりとした味わいに。

●トマトソースの隠し味にも!

煮込み料理の調味料としても。トマトソースの煮込みにジャムを入れると、味に深みが出ます。分量は、トマトソース200gに対し、ジャム大さじ1くらいが目安。

●定番のイチゴジャムの活用法

イチゴジャムは、クリームチーズにのせてお酒のおつまみにするとおしゃれ。甘じょっぱさがクセになります。
またスパークリングワインに加えると、遊び心のあるアレンジに。辛味が和らぎ、華やかな味になります。ぜひおもてなしにも!

これでもう、ジャムが余っても大丈夫。お好みの味で試してみてください。