季節の変わり目に靴を新調する人も多いタイミング。でもせっかく買っても、しまう場所がない…! ということも少なくありません。玄関収納に限界を感じたら、つっぱり棒を活用してみませんか。
「少しのあきがあれば収納スペースにできるのが、つっぱり棒のすばらしいところです」と語るのは、整理収納アドバイザーで、つっぱり棒の歴史や収納術に詳しい「つっぱり棒博士」こと、竹内香予子さん。

今あるゲタ箱につっぱり棒をたすだけで、収納スペースをぐっと広げるコツを教わりました。

つっぱり棒を使うだけで、玄関に収納できるものがお手軽に増やせる!

玄関は家の顔ともいわれています。家族が毎日使う場所でもあり、お客様をお招きする大切な場所でもあるからです。

そんな玄関ですが、スペースが限られているため、気がつけば靴があふれてしまったり、家族の傘が収納に収まらなかったり…。そんな悩みを解決する、つっぱり棒を使った玄関の収納量アップ術を紹介します。

●ゲタ箱下の空間にも靴を収納できる!

ゲタ箱下の空間にも靴を収納できる!
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玄関につくりつけのゲタ箱がある場合、掃除などの利便性を考えて、ゲタ箱を土間より高く設置していることがあります。

この空間につっぱり棒を二本設置すると、上下二段に靴が置けるようになります。よく使う靴はあえてゲタ箱に入れずに、このつっぱり棒棚の上で管理すると、どこになにがあるか探す手間や、出し入れに費やすアクションを減らすことができます。

●棚の奥にシーズンオフの靴をつり下げる!

棚の奥にシーズンオフの靴をつり下げる!

ゲタ箱の奥行に余裕がある場合は、シーズンオフの靴を壁面に立てて収納するのもおすすめです。

棚の奥の壁の数センチ手前に、つっぱり棒を横に設置し、つっぱり棒と壁面の隙間にサンダルやローファーなどを挟み込み、手前に使用頻度の高い靴を置きます。今ある棚の中で格納量を増やすことができますよ。

●扉裏の隙間を利用して傘立ていらずに!

扉裏の隙間を利用して傘立ていらずに!

ゲタ箱の扉裏と棚板の間に隙間がある場合、この隙間もフルに活用できます。
棚板の手前に、つっぱり棒を一本設置すれば、傘をぶら下げて収納できます。S字フックを使えば、折り畳み傘も下げられますよ。

●アイデア次第でつっぱれるところはいっぱい!

既成のゲタ箱は、棚板の枚数が決まっています。手持ちの靴の大きさによっては、せっかくあき容量があっても棚板がたりないということも。

そんなときは、棚の幅に合わせてつっぱり棒を2本設置し、メッシュパネルをのせて簡易の棚を増設するか、つっぱり棒と棚板がセットになっている「つっぱり棚」を活用して棚を増設してみては。つっぱり棒や棚は約10センチの長さから販売されているので、ほぼどんなゲタ箱でも活用できます。

スペースが限られている玄関も、工夫次第で収納を増やせます。ちょっとした隙間もつっぱり棒を使うと収納スペースに早変わり。ぜひ試してみてください。